私は職場でも自宅書斎でも自分の背より高い本棚を背にして机に座っています。
 デカイ地震があったら、この二の舞でしょう。・・・職場では致し方ないけど、新書・文庫が主体の自宅書斎では、それ以外の大きさの本は下の方に置くようにしたほうがいいな。
 本棚の下敷きで死亡・・・それに喜べるほど読書に入れ込んでないし。
 以前も書いたけど、重量の重い車ほど燃費はゆるくなっている。つまりは、燃費を改善しなくても自動車をちょっと重くしてやればいい。特に小型車。だから燃費にそれほど変わりの無いホンダ・フィットとマツダ・デミオでは重たいフィットの方が有利となる・・・重量税は重くなるけど。この辺、ディーラーでマツダの営業マンが苦言を言っていた。ちなみに、表記のノートとデミオは似たような燃費だが、重さが100kgは違う。

 自動車工業会とかが自動車のLC-CO2は8割が走行中に出る、という結果を出して、概ねホンダの環境報告書でもトヨタのプリウス同級でも同じような結果が出ている。が、ここで注意したいのは工業会が出している車の燃費。強引に調べたら12-3km/Lである(2-3Lクラスの車か?)。プリウス同級は不明だが、この程度だと仮定すると(プリウスは2Lクラスの走りというから。次のは2.5Lクラス・・・)、ざっとグラフを見た感じ、5-7万キロは走らないとプリウスの方がLC-CO2は悪い、ということになるように見えるが・・・相当に走らないと駄目、というのはしピックハイブリットも同じ。しかも、モード燃費どおりに走らせないと駄目。三本氏はプリウスの燃費が悪いとぼやいていたが(それでもこういう車を出した気概で買ったのだそうだ)。
 今の車の平均車齢ってのは判らないけど、伸びて7年程度だったとおもう。その程度で乗り捨てるなら、1万km/年(これはコンセンサスが取れると思う)の走りでは普通の車の方が、LC-CO2的にはいいんじゃないだろうか?

 そんなことを考えつつ、なら、アイドリングストップつきの小型車が一番環境にやさしく、資源消費もOKじゃないかと思ったりする。が、定性的データしかないから何とも断言しがたい。マツダにいたってはLC-CO2を公開していないし。

 インサイトの試乗をしたとき、営業マンに聞いてみたら、「本部の方では比較をしているが数値情報は公開していない」と返答があった。その上であるが「インサイトには自信を持っていいという判断がある」そうだ。何をとっても程々に仕上げたからだろう。が、ホンダの環境報告書からすると、長く乗らないならフィットも悪い選択ではない。

 この辺りを上手くまとめたのが炭素の負債と償還という概念のようだが(Wiredvisionによる)、今のところ明らかな公式が日本語では出ていないんじゃないだろうか・・・あったら情報が欲しい。

 どちらにしろ、ほどほど良いものを、長く愛用する場合にのみ、環境影響も資源消費も低くなるのであって、大量消費大量廃棄に明日は無い、ということだ。ロハスも商標化した時点でバツ。年収700万層以上にしか出来ないってのは、変でしょ?
09月06日付 朝日新聞の報道「「らき☆すた」神輿、担ぎ手殺到 埼玉・鷲宮神社が募集」へのコメント:

 神社も何を考えているもんだか。岩手のお祭り同様、都会化する事の弊害だね。
 CNNによるとロンドン南で小型の航空機の事故があったようですが、地上には深刻な害はなかったとか。
 BBCではヒースロー空港の第5ターミナル(BA専用)が出来たとか、でもって混乱して遅れがBAに出た事に謝罪したとか。チベットの状況に関してはその歴史から簡単に遡って暴動が起きた事を伝えた。

 週末に不完全燃焼で終った研究を、出勤してイの一番に仕上げる。結果を欲しがっていた同僚Sと、夕方議論する事になるので、そのまとめ作業等をする必要がある。かなり荒い推計だけど、まあ無いよりましな感じでしょうか。しかしな、こう言う時に限ってノートを持ち忘れるか・・・

 今日は週末にやった仕事のまとめと午後の議論に備えた準備と論文のリバイス対応
 明日は辞令交付と論文のリバイス対応、引っ越し作業(明後日も引き続き)。
 金曜日は出張。
02月03日付 朝日新聞の報道「環境や食糧の問題解決「科学技術で」62% 内閣府調査」へのコメント:

 簡単な解決策は、実は産業部門にも(つまりは収入にも)関係して居るし、政策イニシアチブを受容するだけの民度も必要なんだけど・・・やっぱり母集団の頭の中は高度経済成長以来進化していないように思えてならない。
 残念だけど、既存の技術を使えば相応に「環境問題」も「食料問題」も解決できるのであって、科学に必要なのは「あっと驚いて誰もがマスメディアを通じて知る」様なものではなく、潜在的に進化して行く基盤的なものととともに、個別具体的なものから社会システムとして機能させる総合化部分が必要で、日本では特に後者が遅れている。
 だからといって、福田首相の言うような「有識者会議」で解決する問題ではない。彼らを支える多層的で多様な科学技術開発の構造自体、構築しなくてはいけないのである。そのような活動は、残念だが単純な企業連合体では出来ず、何らかの政策的インセンティブを必要とする。
 それでけの民度も、残念だが科学技術に丸投げにしか見えない現状では、ない、と言い切っていいように思う。

 日経新聞等でおなじみだが、研究者が最もコストパフォーマンスに優れる研究が出来るのは、ヒモ付きではない自由に使える資金であり、そのような研究費は国策で無くす方向にある。
 この面を見るだけで、日本の科学技術の未来は暗いと断言できる。
01月22日付 朝日新聞の報道「京都大、iPS細胞研究センターを設置」へのコメント:

 構成は既存のテニュア研究者、「若い研究者のいいトレーニング場所」と言うのは山中教授の苦言に聞こえる(NHK podcastは原稿の読み上げだった)。新規の本当に研究すべき案件は定員を新規に増やして取り組むのが本論。一時金で10億円より、テニュア研究者10人の方が中長期的には戦力になる(そのくらいの生涯賃金でしょ・・・)。独立行政法人定員法はあるが、こういう世界戦略に位置づけているものに適用するのはいかがなものか。
 大阪大と組む等、拡大するのはいいが、原資がないでは意味がない。
 もう一つ問題なのは、山中教授は研究者か、管理者か、も心配のタネである。HPの掲載雑誌を見る限り、一流の研究が元々出来ている研究室だけに、そのトップが研究から居なくなるのはいかがかと思う。そのしわ寄せは、最終的に博士課程の院生がかぶるんだよなぁ・・・
ちょっと早いですが、今年あったことをざっと見てみました。

1月:OpenOfficeに目覚める。我が家を変える手続きをする
2月:広島に弾丸セミナーで呼ばれる。我が家を変える手続きで素寒貧
3月:道頓堀体験。引越し。生態学会でキコリンの現物を見る
4月:小鬱期。白河郷に感激する
5月:鬱が続く。横浜小旅行。初めての地球惑星科学連合にて発表
6月:論文出版。Nikon D80を買う。チーフタンズコンサートに感激。
7月:早起きが続き出す。東北農業の交流会で熱くなる
8月:再び鬱に入る。食事のおいしいペンションに泊まる。熱波に参る。土壌肥料学会、ポスターを寝過ごし、奨励賞受賞。
9月:初めてのポルトガル学会&夏休み紀行。谷山浩子猫森集会と研究会がバッティングして涙を飲む。BerryLinuxにはまる。
10月:不惑の祝いにワインのおいしいペンションに行く
11月:BerryLinuxを諦めTurboLinuxを導入しようとして廃人手前。天体写真撮りたい病と鬱がひどくなる。気分転換にデザートのおいしいペンションに行く。農学進歩賞受賞。
12月:六義園の紅葉に感激、人の多さに辟易。初のメジャー歌手コンサートで中島みゆきを聞く。手嶌葵は歌が上手いとコンサートで思う。

 残り4日半で何もドラマがないことを祈る。

 今年はBBC、CNNのPodcastを聞き始め、なんとなく軍事問題に興味を持ち、トランス脂肪酸をはじめ食、本職の環境の問題に関しても少し書きました。
 去年に比べるとひどい鬱に陥らずに済んだのが幸いでした。気分転換に早い時期から旅行に行ったり、廃人手前に行けるようなことを見つけたりしたのが良かったのかも…廃人はいけませんが。
 来年は投稿している論文2本を通すこと、新規に2つは論文を出すこと(全てTopのみ)でしょうか。来年の国際学会は、イスタンブールに7月の予定。何とか足がかりを見つけて留学出来るようにしたいものです。
02月03日付 朝日新聞の報道「乗用車の燃費、23.5%改善義務づけ 15年度目標」へのコメント:

 私は所謂コンパクトカーに乗っているけれど、巷の車って燃費が悪いんだね。また燃費の計測方法が変わると自動車雑誌にあった覚えがあるけど、その計測のマジックで実現してしまう・・・なんて事が無いようにして欲しい。
 どうせなら自動車税制を思い切り見直して、排気量や車重の他に燃費で累進性を持たせたらどうかと思う。道路事情に似合わず、でかい(燃費の悪い)車に社会がシフトしているように感じられるし(それに見合う運転技術も無い人を結構見掛けるし)。
01月18日付 朝日新聞の報道「BSE発症実験、国内で初の成功 北海道の畜産試験場」へのコメント:

 過去記事からBSEにかかった牛の「脳」を接種した場合だそうで、これじゃあ何が原因でBSEになったのかが判らないじゃないか、と思う。一般には異常プリオンが正常プリオンを変異させるからだと言われるが、実はプリオン病でノーベル賞を取ったプルシナーでさえ純粋な異常プリオンを脳に接種することで海綿状脳症を発症させることに成功していない。しかも英国の追試をしているようじゃ、別の発想はないのかね。
 あとBSEの確認は動物衛生研究所で行われたはずなのに、その名前が出ないのが何とも悲しい。
01月13日付 CNET Japanの報道「ニコン、F6とFM10を残しフィルムカメラから事実上の撤退、デジカメに注力」へのコメント:

 こうなってくると、フィルム自体の寿命もどうなるもんだかと思えて来る。芸術分野とか向けとレンズ付きフィルム分野で生き残るとは思うけど、名誉のTriX生産みたいになるのかな。
03月15日付 朝日新聞の報道「牛肉輸入の早期再開を改めて要請 米上院議員ら」へのコメント:

 まず第一歩はカナダと日本の牛肉をアメリカが輸入再開することだね・・・というのが政治的平等な解決。
 学術的にはそうはいかないというのが現実(この件に関してはできる限り新しい情報を一般書からではあるが勉強中。特定危険部位を外せばいいという問題でも、肉からも異常プリオンが検出出来てっ問題でもない。これらは本質的にナンセンスのようである)。
 栄養学的には、牛肉(に限らず肉)なんて食べる必要がなくて、嗜好品として食べればいい程度。その分大豆製品やご飯を食べれば問題ない(農家の例なので適切ではないが、日本人の摂取するたん白の1/3はご飯由来)。
02月07日付 朝日新聞の報道「星降る石垣島に今夏にも新天文台 惑星探査の支援に期待」へのコメント:

 大学時代、石垣島在住のアマチュア天文家の方が撮影された木星の写真を見てぶっ飛んだ。TP2415にロジナール1:50で、40-50cmクラスのクオリティの写真を25cmで撮っているのである。それくらい、石垣島というのは気流が安定していて惑星観測に優れている。こういう天文台が出来るなら移住してNPOにも入ろうか、等と考えてしまう。石垣島の図書館はすごく充実しているし。
 石垣島にも農業試験場はあるし。あ、でもこちらでの仕事は一向にキリがつかないし、研究面でも水が合わないかな・・・。病気のこともあるし、ううん、難しい。あと、山蛭が多いのも嫌かも。
 盛岡にいた時に一緒の職場だった人が石垣島に居るから、旅費が使い切れなかったら石垣島にいって見ようか(その時間があったら論文書けるよ)
02月02日付 朝日新聞の報道「加工ウラン「北朝鮮からリビア」 米政府が搬出物資分析」へのコメント:

 北朝鮮の現物があれば比較し同定出来るって、どういう仕掛けだろう?狭雑する元素を使うのか?

 ちなみにタマネギの産地は同位体比(Srだったか)で出来るそうです。
01月17日付 Wired Newsの報道「『ホイヘンス』、タイタン地表の状況を送信」へのコメント:
 いやぁ、ワクワクしますね。写真に感激。
 機器がそれほど長く稼働出来ないってのが本当に残念です。火星に飛んだバイキングにあったような生命探知装置が持ち込めればもっと面白かったろうに。
11月16日付 ニュース 政治の報道「中国が原潜の領海侵犯認め「遺憾」表明 (rd.nikkei.co.jp)」へのコメント:

 何によって関知したかを全く知らせずに領海侵犯と追跡を公表、後衛星などの情報ソースを明らかにして中国への入国を公表。東シナ海の軍事緊張と通常の中国海軍の動きを暴露する結果となったと理解する。シーレーン防衛は日本の柱だが、これだけの近海をちゃんと監視しているのか、出来るのか、ASW(小麦粉じゃないよ)は充分か。浮上しなかったみたいだから、これだけ明らかになっただけでも可成の透明化・日本の情報能力のプレゼンツと言えるのかな。
 単純に思ったのは、中国はそれなりにSSNを運用しているが案外簡単に動きを把握されてるんじゃないかというちょっとした安心感と、夏級SSBNがどこにいるのかが結構恐かったりする。明らかに中国の支配海域が広いってのももっと脅威に思わないと、中国内乱、中台有事って時ヤバいんじゃないかなぁ。
10月27日付 朝日新聞の報道「米産牛肉輸入再開されても「食べたくない」が6割に」へのコメント:

 要は危険部位除去ないしは特定危険部位が食用の部分に混入するリスクに対処する事が必要なのに、言及しないのは何故?疑わしきは罰せずじゃないでしょ。
07月22日付 日経新聞の報道「日米BSE協議「全頭検査に限界」で一致 」へのコメント:

 まあ分析感度に限界があるのは事実だけど、じゃあ意味がないかというと安全検査と食料資源を有効に使うためにも必要なんじゃないかと私は思う。あとは、国内産業の保全のためにも。
 検査しないが輸出するというなら、まず日本の牛肉輸入再開とリン鉱石の輸出を条件にしないのはおかしい。
06月30日付 朝日新聞の報道「TVゲーム、パソコンどう影響 子どもの脳、1万人調査」へのコメント:

 ちなみに読んだのは毎日新聞のネット版
 脳の働きを外部から見るなんて意味ないね。帰納的には「〜の傾向がある」という結果は出ると思うけど、「〜だから問題がある」と演繹することはまず不可能だろう。
 こういうことが発生する背景には、国が脳科学をビッグサイエンスとして捉えている事もあるのかもしれないが、それにしちゃやることが稚拙。高いのは機械と調査の費用だけ。
 子供には語彙や表現力に欠けるから精神鑑定にかけるのには問題がある、というのが例の小学生を殺した児童の精神鑑定に関して言われたことだが、じゃあ逆に小学生にでも適用できる精神鑑定の方法を開発するほうが、何を考え何を基準にどう判断しているのかを知るためには重要なんじゃないだろうか。精神医療では「生活の質」というある程度客観的な評価方法がある。こういうものを応用して評価し継続的に変化を見るほうが、今子供に何が起こっているのかを把握し、帰納的にも演繹的にも利用しうる情報が得られると思うのだが。
 現在の意思決定者と若者、子供とは明らかに価値判断基準も思考方法も違う。その差を埋めるのが急務なのであって、それが脳の機能とリンクするのはもっと先だ。それとも基礎研究がしたいだけなのかな。そう考えるほうが健全だね。一時的にせよ科学にお金が落ちるなら喜んでおくか?
05月24日付 朝日新聞の報道「天皇・皇后両陛下にあいさつ 帰国の皇太子さま」へのコメント:

 皇太子様は直接報道陣にでるのではなく宮内庁を通してって、真相は解明されないんじゃないか?
 私個人は天皇がどうなろうが知ったことではないが、国の顔になる人物がその実務をまっとうできないことは問題だと思う。
05月17日付 朝日新聞の報道「「皇太子殿下は発言の説明を」 両陛下が側近に意向示す」へのコメント:

 自由に報道に直接話すことは難しいと思うけど、宮内庁の動きを排して皇太子には思うところをちゃんと述べてほしいと思う。帰国後「混乱させ迷惑をかけた」と謝罪することで終わる可能性は至極高いが、開かれた皇室としてはもっとも頂けない。イギリスほど権威を失わないことを望みたいが、それとこれとは別じゃないかと思うし。

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