朝は妙に眠い。風呂に入り気分をリセット。コンチネンタルの朝食を少したっぷり摂り、しばしプレゼンのことを考える。外は雪が降って積雪は10cmくらいか。外で除雪の音がする。これはちょっと時間がかかるかな、と、早めにタクシーを頼んで出発、が、妙に早く着いた。
 暫くエントランスで時間をつぶし、受付を済ませ、ちょっとパンフレットを貰って、目的の人に会うことを告げると受付の警備員さんが電話してくれた。ううん、もうちょっと待つべきだったか。
 ちょっと早い到着も快く受け付けてくれて、スタイリッシュなオフィスで会議室の準備の時間までアペリテフみたいな話をして、会議室で自己紹介のプレゼン、質疑、先方のプレゼン、質疑。話は尽きない。
 昼食は道を渡ったところのレストランで。フランクな話や、日本では政権が変わったって?と言う話まで。同席していた研究員さんとポスドクさんがアジアを結構旅行している事や、話を持っていったBさんも日本に2回来ているとか・・・さすがに研究者の本懐として国境は越えるもの、か。
 帰って廊下のポスターの前でいろいろ深い話をして、さらに1時間だけ時間をもらえるか、と言いつつ話は尽きず、ほとんど終業時刻までお話していた。これくらいになると注意力が落ちてくる・・・
 受付でタクシーを呼んでもらって、将来の共同研究も考えよう、と話して、宿の近くにいいカフェがあるから行って見るといい、と言われる。
 カナダにも帰宅ラッシュはあるのか、行きより時間・料金がかかった。

 充実した話をどう落ち着けたら良いか・・・兎も角過熱した頭の中を冷やす事にする。妻にメールを書き、一息。そしてカフェに行ってみることにする。
 Cafe Krieghoffは宿からすぐのCartier通りで程なく見つかった。地元の人が軽い食事からきちんとしたものまで一人でも気楽に入っている店だ。英語も通じるが、メニューの読み上げ位はフランス語を使ってみた。クロックマダムのサラダ添えと黒ビール。なんでもない料理だが、なんともクセがなくあっさりといけて、美味しい。非結球レタスのサラダも結構たっぷり。濃色ビールはコクがあって苦味が控えめでいい。店の雰囲気も非常によく、外の黄昏ていく風景を見るのがなんとも心地よい明るさと音楽だ。せこせこしない気楽な時間を過ごして、退出。
 雨は小降りだが冷たい。しかし傘を差さないこちら流も意外といい感じだ。近くのスーパーで飲み物を買って帰り、日記を書く。

 カナダはOECDの農業環境指標や農業が環境に与える影響に関して随分と熱心に研究をさせてくれるようだ。なんとも羨ましく、そしてその任に相応しいだけの成果が出ている事に感銘を受けた。私もある程度自己主張したが、共同研究体制の良し悪しにひけ目を覚える。兎も角、勉強になった。また、農家の方の協力も非常に大きいようだ。こんなところで研究したら・・・習う事ばかりで共同研究には私の力は不足するな・・・

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