プロテスタントの視点から主観的に、しかし絶対視したり賛美したりするのではなく、純粋に聖書を解説し、参考になる本を紹介した一冊。この本だけで完結はしないよ、と言うことだし、選書を読んでみるべしと言うのはあるけど・・・
 聖書をめぐる議論、教義・哲学的部分の各種解釈と意見といったものが綺麗にテンポよくまとめられているのが良い。確かに神学をある程度やるなら、新書2冊ではまるで足りないだろうけど、非キリスト者がキリスト者と対話するための基礎と考えるなら、その入門くらいにはなるかも。
 あとは、「見えないもの」に対する耐性、感覚を養う意味では、知性が磨ける人もいるかもしれない。

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