ごく軽く簡単に生物多様性に関して解説し企業経営とのかかわりを強く例示した本。方針とプライオリティのある企業による金勘定話だが、社会は経済で動いているのだから、こういう地に足の付いた話と言うのも面白いとは思った。
 生物多様性が何ぼのもんか。種と遺伝子の多様性という、何でもありの定義、と言う状況は、実は何にも無しと言うのと同じなんじゃないか?と言うことになる。環境科学・農業生態学の研究者として環境保全のありようを最新のタームで包んで飲ませる意義は認めるが、それこそ物事はそう単純ではない。

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