新自由主義経済からグローバル・ケインズ経済で環境低負荷型の経済形態へと移行することと同時に排出取引・クリーン開発メカニズムを使うことで先進国・急進国・発展途上国の間でWin-Winにまとめられるのではないか、とする一考察。市場メカニズムを最大限に使うが、そのなかで必要なのは「賢い大きな国家」であると言う。何しろ投資を行い、行動を制御する主体だからね。
 少々人の良過ぎる深読みが気になるものの、世界文脈の読み方はなかなかしっかりしていて興味深い。表題からするとオバマに擦り寄るものかというと、そうではなくこれまでマイノリティとしてがんばってきた自身が芽吹くチャンスを得たというもので、あくまで自説である。その辺の心強さもあって良かった。

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