何気にこのシリーズ、軽い書き味で書いてある。基本見開き2頁で右は図説左が文書。その尺はテンポよく読めるしよくまとめてあると思う。一般書とはかくあるべきか、と先日一般向けに書いた原稿が「難しいので書き直して」と来た身には思うところが結構ある。
 入門書として、各種軍艦の起源から現代の各種艦船に至るまで、少々不足気味だが基礎固めと言う意味では良くかかれている。WW2モノが重点的に紹介されがちになっているのを、良しととるか否か。所謂架空戦記モノのタイトル数の多さを考えれば、なんとなく納得しないでもないが、もうちょっと歴史という時間軸から現代という断面を細述するほうが、私としては好ましいが。
 本書にあるのは云わば基礎のきであって、それ以上の深みを捉えるには、リファレンスなんかがあるといいと思うのだけど、そういう仕掛けでないのもイマイチ。どこまで信用できるかは判らないが、現代兵器のスペックがプチプチと載っているのは興味を引くかな。

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