軽妙な書き味がなんとも楽しい大阪ぶらり歩きの本。
 町並みの保存についての活動が多い著者ゆえ、生き残っている遺産的な大阪の人・街の描写がすばらしい。食に関する記載が多いには、やはり食い倒れの土地柄だからか。名店案内でも能書きを食うわけでもないあたりが著者の感性と大阪の街の感じにマッチしていると思う。東京には隈健吾のようなシニスムが合うが、大阪にはこういう人情味とかが似合う。
 じゃあ行きたくなるか?ネイティブな人の案内が無い限り、難しいだろうねぇ。

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