日本再生の戦略 (講談社現代新書)
2009年9月3日 読書
もっと骨のある批判と将来に必要になる事柄をきちんと書いているかと思ったが、その面ではスカ。前半は没落する日本と人気のある日本、中盤若者への提言というところはどうでもいいって感じだし、中盤は卑近な自分史的部分もあり、読んでいてもうちょっと厚みのある言説は書けないものかと思った。そして後半に入り本格的に日本再生に関して論じるのだけど、ここはまあまあ書けているかな。麻生のような馬鹿丸出しではなく、きちんと評しているし、悪くないと思う。
全体として、客観性をきちんと保っていれば、もう少し内容の読める話になっていたと思うけど、なんかなぁ、リアリティを出そうということだろうけど、卑近な話があまりに足を引っ張っていると思う。
全体として、客観性をきちんと保っていれば、もう少し内容の読める話になっていたと思うけど、なんかなぁ、リアリティを出そうということだろうけど、卑近な話があまりに足を引っ張っていると思う。
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