死因を科学する (アスキー新書)
2009年8月14日 読書
何か読んだことのある文体、節の切り方・・・似たような話が同一著者から出ていて読んだ覚えがある。その刷新版といったところだが、さくっと読める以外、目新しさはない。私にわかった間違いは、青酸カリによる死亡の説明とミオグロビンの下り。前者はヘモグロビンとの結合で窒息に至るのだが、それを「呼吸酵素」と書いている。それはチトクローム系の阻害でやはり青酸の毒の作用ではあるが、混乱しているようである。あと、中枢神経系の呼吸中枢に働くという話もある。
生きていれば嘘をつくが、死体は雄弁に事実を語る、というのは、先の筆者の著書だった。まあ、その続刊として読めなくもないが、だぶりが多いね。
生きていれば嘘をつくが、死体は雄弁に事実を語る、というのは、先の筆者の著書だった。まあ、その続刊として読めなくもないが、だぶりが多いね。
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