いろいろな国の人と出会い、上手く切っ掛けがある限り、お互い友好的にお話できたと思います。二度目の人も居たけど、一期一会が基本・・・そして50人を切る人数と言うのは、お互い何かと顔見知りになるのに時間はかからなかった。
 場所柄イタリア人は多かったけれど、良くお話した中では国がダブることはなかったと思う。各人が各国代表、みたいな感じなのも面白かった。東アジアからは私一人だったけど。

 笑えたのは、アルゼンチンの技術者氏、なんと来日の経験があり、目的地は私も勤めるつくば市・・・イタリアの田舎まで行って凄くローカルな話題になりました。
 南アフリカ・プレトリア大の教授、国の抱える困難からどう方向付けるか、をエネルギー利用の点から発表、私の愚考にもお付き合いいただいてしまった。周辺各国が国家崩壊をしていく中、まだマシな国ということではあるけれど・・・心に残ったものが重かった。ちなみに奥さんは結構押しの強い感じの人で、この地・田舎だけど保養地らしくスタイリッシュな店が多い、しかも安売り中、と言うこともあって、結構お買い物にご執心だったようだ。
 スロベニアの教授、私の研究の次にすべきことが、研究自身の発展ばかりではなくそれを広報することであると言うご意見をいただいた。多くの元気を頂き、感謝にたえない。プレスリリースに向けて、多少汗を流さねば。
 ポーランドの教授、家族とイタリア旅行をしつつ、ご自身は一旦別れてこの地に陸路車で!来られて居たとのこと。ワルシャワは込み入った大都市でどうも・・・と言っておられたが、一度私は「戦前と同じ歳を再建した」と言う町並みを見て見たいと思う。
 エジプトの研究者氏、日本人と話したかった、と切り出した語り口は控えめで、温暖化緩和のアイデアをされていながら、しかし発表は別の研究、と多様に研究で活躍されていた。国立研究機関があまり多様にない中で、大変なご苦労をされているんだろう、と思った。
 アメリカの研究リーダー女史、環境計画に関する情報を集めようと活発に活動。「日本の本当の名前は何?」と訊かれ困惑して、はたと気づいた、漢字のことだ。名前の意味を伝えたら満足されていた。授賞式で行ったシエナの街の歴史性に深く感動されていた。

 もっといろいろな人とおしゃべりしたと思う。
 研究自体に関する意見交換は程々だったが(まあ、私はどこに居ても端役だが)、国際交流には何役も買える場だったと思う。

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