6月8日の日記

2009年6月8日日常

　最高裁クライスラーのフィアットへのアセットをストップ、オバマはパリを観光(ノルマンディー上陸イベントも見たそうであるカナダ他の偉い人も)、ホロコーストを逃れた人たちの上陸の記念日？でなにやら穏便なこと、福祉施設で31人の子供が殺される事件、ブラジル軍2名のエアフランス墜落機の遺体収容、バスケットの結果？などnpr

ボーイング、F-15SEは1機1億ドル・販売パートナーの募集を開始へ
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200906061206
「ボーイングではF-15のステルス性能は輸出版のF-22とほとんど変わらない上、F-22、1機分のコストで2.5機購入することが可能というコスト面での有利性を押し出すことで受注獲得を目指す。」
Ｆ２２輸出解禁支持　イノウエ議員　売却価格は２４７億円
http://sankei.jp.msn.com/world/america/090606/amr0906061126005-n1.htm
　ただし、デグレードされてくるので、米のF22とは別物と考えた方がいい。
　さておさらいです。アメリカが日本にF-15を輸出した時、何が欠けていたか。
　答えは戦術電子戦システム。色々な装備に関係しますが、たとえばレーダーに妨害をかけたり、ミサイルで攻撃された時にチャフ、フレアを発射したりするシステムの基幹部分です。日本では独自開発しました。また、アメリカはステルスの水準で輸出規制しているので、レーダーによく映る機体になっていることは明らか。F-15SEも輸出できる程度によくレーダーに映るのですし、それでもなお最高のステルスを出せる形態で輸出される保障はどこにもありません。
　また、一上院議員が発言したからといって、上院が輸出許可を出すわけではないですね。
　米は、F-4が向う4年で駄目になるなら10年か20年後F-35を買えばいいでしょ、と言う程度に日本の防衛を放置するつもりなのです。その間担保するものはありません。
　レーダーに映る、日本で使われているミサイルの積めないF-22には、何の戦略的・戦術的価値もありません。
　高度なステルス以外全部付いてて、日本で使われているミサイル類が使える予定、さらにはライセンス生産も可能、というか、重整備可能、EF-2000・タイフーンが現状は勿論、これからの航空宇宙産業のためにも選択肢でしょう。