非常に実直かつ丁寧に地球気候モデルの考え方、設定方法の勘所を記載したなかなかの本。天気予報の気象モデルとは違うし、大体こういう傾向があると言うことであって、今日明日を予測するようなものじゃないと言うことから、温暖化するという予測の確率的ありように関すること、モデルもIPCCも温室効果ガス削減に提言は行っていないことなど、当たり前のことを非常に噛み砕いてきれいに書いてある。
こうした仕事に対する、一点突破全面展開的な懐疑論というのは総合性を欠くものであるし、Opennessが足りないと思う。
私は地域的な問題(東アジアを収めたいが、それも地球上では陸域の一地方だ)を考えたいが、温室効果ガスを減らしつつその胃袋をどう満たしてゆけばいいのか、千里の道も一歩から的なことが、こうしたモデルに役立てられれば、ありがたいな、と思ったりする。
なかなか丁寧で非常に一般向けで、かつコミュニケーションの上手さが際立っていたが、そうした表面的なことばかりではなく、やはりその道でそれなりの研究者となったことの懐の深さも感じた。こんな本、書いてみたい。
こうした仕事に対する、一点突破全面展開的な懐疑論というのは総合性を欠くものであるし、Opennessが足りないと思う。
私は地域的な問題(東アジアを収めたいが、それも地球上では陸域の一地方だ)を考えたいが、温室効果ガスを減らしつつその胃袋をどう満たしてゆけばいいのか、千里の道も一歩から的なことが、こうしたモデルに役立てられれば、ありがたいな、と思ったりする。
なかなか丁寧で非常に一般向けで、かつコミュニケーションの上手さが際立っていたが、そうした表面的なことばかりではなく、やはりその道でそれなりの研究者となったことの懐の深さも感じた。こんな本、書いてみたい。
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