文庫なのにハードカバーの特装版で学術系文庫並みの価格には参った。美智子皇后の講演原稿・英語にする前の下原稿は、すばらしい美文である。これを噛み砕きつつこの一冊、と思うと気が遠くなるほどの底流の大きさを感じて、さあこれは大変、と思ったら取り巻きの雑文が入って水増しされていた。はっきり言って、こちらは殆ど不要で量が多すぎる。代わりに講演された英文原稿の方を載せてくれたら、充分元が取れるのにと思ったのだが。
 日本語の源泉に触れる感覚で、非常に新鮮に読めた。その地位にある人というのは、本来あるべきそれだけの度量ってのが必要なんだね、と。それが嫁いだが故であっても。

コメント

どん太
2009年6月2日11:42

皇太后。。。
もはや時代は浩宮ですか♪

淵瀬春秋
2009年6月2日13:25

わお!勘違いしてしまった。まだ皇后ですね。
秋篠宮が継ぐと言う噂の現実は如何に。

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