3度寝の朝はまずまずの時間、朝食を取り、出発。読書は快調。出勤してメールチェック、今日は少ない。WWWでの情報収集、Podcastはnpr2日分・・・ああ、BBC聞いてないや。
 気分も盛り上がっているので、早めに仕事にかかる。論文の図の説明の書き足し、付属の図の作成。なんだか盛り上がって午前中を終わる。
 昼食、眠気を覚えて午睡。
 午後はイタリアの学会の準備。概ね完成し、練習しながらブラッシュアップになるが、まあこれは来月・・・って2営業日ジャン。のち、職場で集まり。上局の指示で豚インフル感染国イタリアに行けないかも、と言う愚策に反吐が出る。終わってバスに微妙な時間なので、一本遅らせ情報を色々整理する。
 退出、読書は快調、すんなり帰宅して、一服し、日記を書く。

 遺伝子技術によるクローンの作成は、畜産と言う産業上の悲願であるかもしれない。黒毛和牛の歴代の名だたる種牛の中でもこれ一頭というと紋次郎になろう。仮に紋次郎を超えるスーパー種牛が出たら、その組織を持ってクローンを山と作り続ける・・・そんなことが出来る「かも」しれない。或いはまだあれば凍結保存した紋次郎の精子を使って紋次郎クローンを作ることが出来るようになれば、一大センセーションだ。いまや食は五感を持って判断するものではなく、ブランドに値札がつくものである。紋次郎にはそのブランド性が備わっている。どこそこで育てられた牛(松坂牛、神戸牛etc)のさらに上のカテゴリとして紋次郎系の高級牛が登場するだろうし、それを業界、しいてはブランド信仰の消費者は望むはずだ。
 それがいいかどうかと言えば、私は否定的。生命は移ろい行くものだからである。

 臓器移植を待つ人にとっては、豚臓器が代わりに使えるなら使うと言う人が出てもおかしくない。私は全臓器の臓器提供意思表示をしているが、私の臓器がきちんと使える状態で死ぬ可能性とその時点で救われる人の数と待ち時間のことを考えると、当面豚で、と言うのも選択肢としてあっていいんじゃないかとか・・・

 妻は面白かったと言う「天使と悪魔」では、登場人物が科学技術の進展が人倫を追い越していて云々、と告発っぽく言うが、私は違うと思う。人倫を追い越す前に、人の理解が追いつかない無いことのほうが問題なんじゃないか。

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