輸入食品は実は安全であることと、根拠の無い迷信が発生する構図に関して切り込んだ話。これまでに何冊か読んできた食品安全本は、独立したそれぞれの立場の著者が、それぞれの立ち位置からあまり屋上屋を重ねずに、似た論旨のオチをつけていることから、まずまず信頼が置けると判断する。まあ、中国の基準違反が少ないデータは同じ出展だろうが。逆に言うと新たな情報というのは少ないかな。買い負けるわがまま日本とか、食品廃棄大国とか、問題の多い有機/無農薬作物、天然毒素、など。

 食料自給率の向上をそこまで熱心にする必要は無い、というのは、残念だけど正しくない。食料を通じた植民地化があるから。石油はありがたいことにイランと国交があったりイスラム圏とは比較的良好な関係にあった(動物小泉が壊したが)ことが利いているが、食料はそうは行かない、敵はアメリカである。
 国の役割は過去から変わらない。食料と高民度教育(または教育福祉)と国防である。それが出来ないのは、国の基本として不完全だとレッテルを貼られて然るべきだろう。

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