同名の本は高校の時に新書で読んだのだけど、レビューリストからすると岩波新書青版だったようだ。黄版じゃなかったんだ・・・まあいいけど、「この人を見よ」を半分失笑を堪えつつ半分共感していた頃、あの本には純粋に感銘を受けたものだった。その後、新たな発掘品が出たことにより、明かになった成果を加えつつ、諸子百家を紹介したのが本書だ。半分が主な思想家の生涯と思想の背景と盛衰などを、半分が思想自体についての紹介となっている。思想自体に間してもうちょっと書いてほしかったかな、とも思うのと、歴史には明るくないが、そもそも論敵な所が少し別ったことはありがたい。なかなか楽しめたが、岩波の時のような新鮮味を感じないのが、何かな・・・
 中国思想の基礎の入門としては良くできていると思うのと、人治国家中国と付き合う上での基礎の基またはどんな中国思想を発展的に知りたいか、素の基礎としては結構使えると思う。
 孫子と老子は読んだけど、後はビジネスとして孔子でもさらえておくか。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索