田母神氏の対談。多少正しいこともあるが、自分の懸賞論文が嘘を嘘で塗り固めたことを反省していない愚かしさはじめ、理論の破綻が、やっぱりコイツ更迭されて正解だったと思う。
 多少正しい、といっても、戦力のプロジェクション能力が欠けていることの指摘やMDは今の程度でよい、政治における軍事力の後ろ盾といった、当たり前のことくらいで、その土台にたって敵地攻撃能力として弾道ミサイルを使えばいいとか、およそ戦闘を知っているとはいえない代物を並べ立てる"恥"的センスには脱帽するしかない。

 所詮、官僚と軍隊は道具である。歴史が道具を作ることはあっても道具が歴史を作ったときろくなことにはなっていない。それは文民の暴走以上に厄介な非民主的政治になるのである。まあ、軍隊に政治が入っても、ろくな事はないが、この辺りのきちんとした隣人の扱いを知らないナイーブさというのは、所謂専門バカというやつだ。結局、ガキの喧嘩でしかないのだ。田母神氏は、結局63歳まで職位について、高い退職金と年金が欲しかった、というだけなんだろう。敗軍の将多くを語らずというのを知らんのか?

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