ゼロリスクの無意味さを超えて、リスクと向き合うことを説き、それ以前の濡れ衣問題や流布してしまった問題・誤解(ダイオキシン、食品添加物不安など)の収拾まで、丁寧にやさしく手がけた良作、力作。最新の科学的事実と方向性を示した、サイエンスライターの真髄を見る感じがした。
 敵だからこの手の本がマスコミの書評にあがることはまず無いと思うけど、こういう丁寧な仕事こそ書き手からは評価されるべきだと思う・・・サイエンスライターと言うのはかなりマイナーだけど。
 何をいまさら的なことも置いておかずに、きちんと説明すると言うのも研究上必要なことなんだろうな、絶滅危惧種としては。

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索