スルリと簡素に書かれた独学という学びに関する沿革と考察は、何とも滋味深く、素晴らしいとしか言えない。難を言うなら、人間の思考の持つイデアの最大公約数のような緩い箍がどこかにあることを想定しなくてはいけないことか。
「科学者という仕事」とともに、非常にストイックな人間の原論と回帰を考える上での至上の参考書になるだろう。私が何故学び、研究するのかと言う事に対する回答を他の人に求められたら、この2冊を読むことを勧めるだろう。
 インスタントな答えの欲しい動物には、何の答えも与えないけどね。

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