この本ではどういうアプローチをしてくるのか、と読んでみたが、大半が既知の小学生レベルの核物理と核兵器の仕組みで終わっている上に、どんな読者層をターゲットにしているのかが不明な迄に文章が下手である。著者は研究者のようだが、看板を下ろした方がいいというか、少なくとも彼の論文を読まされる査読者が気の毒だといっても言い過ぎでは無いだろう。
 あまり知識として活用できるモノは無いが、小型核兵器の概略を書いた部分は「ふーん」ってとこか。水爆の仕組みなど非公開であることから記載が曖昧なのはいいとして、要点を簡潔に書けばブックレット程度。仮に核武装をするなら云々、自分は核武装に反対する云々、専門家なら最後に触れるだけじゃなく、もうちょっとまともに取り組んで書けよ、と言いたい。門外漢の私でも軍事論的にまだマシな事がかけると思うぞ。

 これがそうか、「オトコを理系にする」世界には読まれる代物かもしれない。
 で、言うのだ。
 「オレ、オタク入ってて」

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