55年体制から動物小泉変異に至る政権構造に関して記載し今後の議員内閣制と二院制のあり方にも触れたもの。淡々と事実関係から日本の拡大成長期における自民党と野党および官僚の馴れ合いの詳細な記載に比べて、それが上手く回らなくなり問題をきたすようになった経済縮小期の記載はいまいち少なく、近年の激変に関しては記載がいまいちと思える部分はあるが、それも情報が僅少だからかな、と思ったりする。
 物事を一気に断じる話ではないが、官僚という道具を結局使いこなせていない政治屋がどうして成り立ちうるのか、特に現代においてその程度の政治屋に官僚批判が可能なことの意味と存在理由の不明さと言ったことも、何となく分かったかな(少なくとも官僚は麻生ほど文盲ではない)。まあ、政治と官僚の関係も洗い直されるべきであるのは確かで、その面で政権交代はされるのが正常なのだろう。官僚内閣制という独自の方針が保てたのだから、日本型議員内閣制、二院制も出来ない訳じゃないだろう。
 問題は、官僚ベースでありながら動物小泉の常にアメちゃんモノマネが良いんだよという姿勢から独立できるかである。

 変えられない日本の役所の本丸は宮内庁でしょ。

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