12月10日の日記

2008年12月10日 日常
 イリノイ州知事が汚職の罪で拘束、ブラックウォーター(戦争代理会社)社員(といっていいのかなぁ?)が2007年イラクで市民を多数殺害した罪で有罪、ソニー8000人解雇、などnpr。
 ギリシャのデモの解析など、BBC

国際学力調査―魅力ある授業がかぎだ
http://www.asahi.com/paper/editorial.html
「教師の雑用を極力減らし、教材や指導法の研究に力を注げる体制を整える。優れた授業の情報を共有する。そうした条件整備には今すぐに取り組むべきだ。 」
 何処に目的を置くかという問題になるが・・・

国際学力テスト 理数をもっと好きにさせたい(12月10日付・読売社説)
http://www.yomiuri.co.jp/editorial/news/20081209-OYT1T00902.htm
「理数の学習が「日常生活に役立つ」と思う中2の割合はいずれも最下位レベルで、「希望する大学進学や就職に良い成績が必要」とする回答も少なかった。」
 少なくともこういう目的で勉強するもんじゃないと思う。
 その結果が、東大入って燃え尽きるとか、大学に入ったら大学院入試用の勉強を始めるとか言う論外を生み出すことになるのでは?

社説:国際学力比較 点や順位で一喜一憂やめよう
http://www.mainichi.jp/select/opinion/editorial/news/20081210k0000m070146000c.html
「数値を自己目的化させ、その上下に一喜一憂することはやめ、結果をどう一人一人の指導に結実させるか。そこに立ち戻るべきだ。」
 これも焦点がはっきりしない記事でした。
 テレビやゲームや雑誌・・・色々批判は多いけれど、知りたい・学びたいと言うことに対してその能力をどんどん倍化させるようなメディアに関しては貧困になってきていると思う。私の場合だと背伸びをしてでも読んでいた科学雑誌や技術雑誌があったけど、そういう興味を小学生から中学生にかけて(背伸びしているので中学~大学生向け)連続的に冗長性をもってはぐくめる雑誌類は、今はどうか。科学番組やドキュメンタリモノも掘り下げが少なく表層的で、教育広報としては勿論、エンタメとしてもマンネリズムに嵌って失敗している。
 私は極薄の日本の研究者層として提供する側だが(まだ機会はないけど)、この手の層へ手を出すのは難しい、と言うのは事実。吉田正太郎東北大学名誉教授は、かれこれ20年ほど前に中学生向けに天文の本を書きたい、と言っておられたが、その意味するところの深淵は、どんどん深くなるばかりだ。が、切り込まなくてはいけないんだろうな。

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