眠れないので特集記事一気読み。毎年1月号は海自、全うに読んだのは久々かも。
 執筆陣は非常に納得の行くことを書いてくれるし、海からの防衛の「将来」に大きく言及している部分は読む価値が高いし、バランスも取れていると思う。世界情勢の変化の中で、日本の自衛隊のあり方も変容して然るべきなんだろう。プレゼンスを活用する以上に米軍には協力しないし、してもこないだろう、日米安保は傘から不戦同盟になるかもしれない。そういう中では、一国の防衛としてバランスをとること、人間工学的にも兵器としての将来性もゆとりのある汎用艦による外洋シーレーン防衛部分と、最近流行の沿岸海洋戦力としての共通設計のコルベットと海保艦艇、(ともすると原子力を利用した)AIP搭載外洋型SSと沿岸戦闘用小型SS、巡航ミサイル、巡航ミサイル迎撃能力(SM3-IVかSM6)、これらを実現するコストカットと対抗性のバランスされた艦艇(COTSでWinベースは怖いけど)。
 もちろん、プロジェクション能力としての輸送艦と空陸自との連携も忘れていはいけないが、昔よりはまし、といったところでこれを高度IT化・有機的連携に持ってゆかなくてはいけない。
 防衛をめぐる動きは経済や政治が影響する。

 高いおもちゃを売ってくれないから、売ってくれるまで防衛に穴を開けます。
 これこそが最高の平和ボケだろう。

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