きな臭い話〜ファッショ(ン)は嫌いだ〜
2008年11月15日 趣味空母
日本にも空母待望論があるようだが、ちょっと待て、である。「ひゅうが」(乗員371名)に定員と機体がないからSH60Kヘリコプター10機載せられない国である。機体は作れば良いが、それだけの人員をどうやって確保するのか。これは定員だけではなく、その人員の教育から給与からなにから込み込みにする必要があるから、コストの増大はとんでもないことになるだろう。
正規空母は退役したキティ・ホークで乗員2930+航空要員2480+司令部70=5480人、ほとんど基地一つである(故にプレゼンスがあるのだが)。軽空母で601(チャクリナル・エベト:タイ)〜1051(インビンシブル:英:揚陸要員除く)名の乗員が必要になる様だ。これならあるいは?いやいや。
次の問題は搭載機、今まではSTOVLといえばハリアーだったが、これからはF-35Bへの更新になる。ステルス機が入るならいいか、というと、これまたバカ高い。一機37-8億円($1=\110)と言う目算はなずれて、F-22なみ(量産4期目でも150億以上)になるという噂も。
あと、空母も一隻で済ませるのは防衛上は望ましくない。複数持つとそのままハードのコストは倍になる。乗員の予備もいる。忘れていけないのは、空母は単艦で行動するものではない。ひゅうがでも経空脅威に対しては汎用駆逐艦やイージス艦が必要になる。これまでの海自の運用から、まったく異質の軽空母を持ち、これまでどおりの哨戒を行うとなると、こうした付随艦も増強する必要があるだろう。
空母2〜3隻持つ時点でこれまでの海自の定員を相当増やす必要があるのは明らか。あ、港湾施設も必要ですね。運用方法を学ぶ必要もある。
核武装
ええカッコしい、で持つには数個で済む。精神論者はそれで満足だろう。
だが少数の核を軍事的に十分に機能させるには、実は潜水艦発射型にする必要があるんじゃないだろうか?本質的に柔軟で、いかなる事態にも確実に保存されて、確実に打撃を与えられるとなると(これに関してはBMDがあるので、飽和攻撃が必要だが・・・)、SSBN+SLBMの組み合わせが最強である。
そのために必要な投資と人材は軽空母の比ではなくなる。SSの運用とはまったく異なるから、そのためのコストも必要。
ハードウエアで満足するなら、そんなことは明日にでもできる。
そんな必要をなくすのが政治外交である。その裏付けとして軍事力は必要であるが、右手と左手の連携プレーが出来ない現状では、そこから組み立てるのが、軍事の常識であろう。
汎用DDとひゅうが級援護の下、おおすみ級で陸自の兵員と戦車などを運び、F2戦闘攻撃機の支援のもとで上陸、敵を撃破する。もちろんそのためにたらない装備(巡航ミサイル、対地スタンドオフミサイルなど)はあるが、現有のもので出来る限りの組合わせを実現すべきであろう
日本にも空母待望論があるようだが、ちょっと待て、である。「ひゅうが」(乗員371名)に定員と機体がないからSH60Kヘリコプター10機載せられない国である。機体は作れば良いが、それだけの人員をどうやって確保するのか。これは定員だけではなく、その人員の教育から給与からなにから込み込みにする必要があるから、コストの増大はとんでもないことになるだろう。
正規空母は退役したキティ・ホークで乗員2930+航空要員2480+司令部70=5480人、ほとんど基地一つである(故にプレゼンスがあるのだが)。軽空母で601(チャクリナル・エベト:タイ)〜1051(インビンシブル:英:揚陸要員除く)名の乗員が必要になる様だ。これならあるいは?いやいや。
次の問題は搭載機、今まではSTOVLといえばハリアーだったが、これからはF-35Bへの更新になる。ステルス機が入るならいいか、というと、これまたバカ高い。一機37-8億円($1=\110)と言う目算はなずれて、F-22なみ(量産4期目でも150億以上)になるという噂も。
あと、空母も一隻で済ませるのは防衛上は望ましくない。複数持つとそのままハードのコストは倍になる。乗員の予備もいる。忘れていけないのは、空母は単艦で行動するものではない。ひゅうがでも経空脅威に対しては汎用駆逐艦やイージス艦が必要になる。これまでの海自の運用から、まったく異質の軽空母を持ち、これまでどおりの哨戒を行うとなると、こうした付随艦も増強する必要があるだろう。
空母2〜3隻持つ時点でこれまでの海自の定員を相当増やす必要があるのは明らか。あ、港湾施設も必要ですね。運用方法を学ぶ必要もある。
核武装
ええカッコしい、で持つには数個で済む。精神論者はそれで満足だろう。
だが少数の核を軍事的に十分に機能させるには、実は潜水艦発射型にする必要があるんじゃないだろうか?本質的に柔軟で、いかなる事態にも確実に保存されて、確実に打撃を与えられるとなると(これに関してはBMDがあるので、飽和攻撃が必要だが・・・)、SSBN+SLBMの組み合わせが最強である。
そのために必要な投資と人材は軽空母の比ではなくなる。SSの運用とはまったく異なるから、そのためのコストも必要。
ハードウエアで満足するなら、そんなことは明日にでもできる。
そんな必要をなくすのが政治外交である。その裏付けとして軍事力は必要であるが、右手と左手の連携プレーが出来ない現状では、そこから組み立てるのが、軍事の常識であろう。
汎用DDとひゅうが級援護の下、おおすみ級で陸自の兵員と戦車などを運び、F2戦闘攻撃機の支援のもとで上陸、敵を撃破する。もちろんそのためにたらない装備(巡航ミサイル、対地スタンドオフミサイルなど)はあるが、現有のもので出来る限りの組合わせを実現すべきであろう
コメント