トルコのエネルギーの将来は多面的展開をするが、原発に大きな可能性が有る事を大臣が示唆。
 水素社会、代替エネルギー(残念ながら第二世代バイオ燃料は無し)など、結構派手な新社会の構想などが話される。ある意味で夢のある話ではあるが、あまりによい側面だけを示しすぎていないか。
 Clean Development Mechanism(CDM)では安倍のお坊ちゃんCool Earth 50も登場するが、どうも先の新エネルギー社会に比べるとより漠然とした絵に描いた餅にしか思えない。この件に関しては、立命館大や京大の先生が話していたので食事の時に批判的な話もしたが、イヤイヤそういうもんじゃなくてねといわれるばかりで、光るものがない。
 エアロゾルの研究者さんと地球の反射率(アルベド)に関する解説をしてもらう。トンデモさんはアルベドの評価は不完全だから温暖化論はおかしいというが、評価が不完全なのには同意するが、じゃあ温暖化はというと、True。
 朴教授は韓国人の我田引水さとアメリカ人(NASAにも7年居た)の大胆さを掛け合わせたような人で、大陸人的な良い感性の方である(これを煙たがるなら、日本国外には出ないほうがいい)。0.01%の太陽光を遮断する気球をあげればいい、費用はイラク戦の1/4にもならない、など、なかなかである。私は氏に面的に発生する温暖化に対して、点的対症療法を用いるのは、地球環境に対する非対称戦争であり、倫理的にはどうかと思うというと(いろいろな批判点がいろいろな人から挙げられたけど)、地球人類が平等に数秒間の日食を感じ続けるのだから平等だという。うーん・・・。
 他に韓国や中国の人と話したり、Conference Chairの教授に感謝を述べたり、座長さん(まあいかにもな背の高い美人系トルコ人・日本語OK)に会っておいたり。
 いろいろ。
 CDMの話はどうも素人にはすっきり判らない、玄人集団ぽい感じだった。持続社会・代替エネルギー関係もLCAとか出すけど温暖化だけ切り取るのや、結果よいよいのシナリオを持ってくるのは、なんともお手盛りに思えてしまう(と言う理由でRejectされてるので・・・)。
 水素社会の話は、なんとも夢がある。が、現実感が薄い。マツダ、BMWの話も聞きたいところだ。
 JPモルガンのファンドで研究している人は、アメリカにも根強い温暖化懐疑論者が居ることを恥じていた。日本にも居るけど、彼らは英語出来るのかなぁ?Jointして何かしようって気合はないのか?この会議ですら、400人切るくらいだろうから、彼らのレッドデータ記載&言論の自由はありだけど・・・。
#私は気候は変動するものだから、それに対して頑健な地球社会を築く事に協力したい、と言うだけ。
#だって、貧困や飢餓は嫌でしょ。

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