大屋雄裕 ちくま新書

 バーリンをテキストに批判も交えながら自由という危うい存在の、マージナルな部分を綺麗に書き出した名著。自由、安心、国家、社会と言ったものを考える上でなかなか興味深い議論が多く、面白く読めた。

コメント

nophoto
Sa−Q
2008年6月21日11:20

こんにちは、Sa−Qです。

大屋雄裕さんのご本はまだ読んでませんが、奇しくも同じ題名(笑)の『自由とは何か』(佐伯 啓思 著 講談社現代新書)もお勧めです。

こちらでもバーリンは取り上げられてました。

ワタシが推測するところでは、大屋さんと比べて、佐伯さんの方は広いフォーカスで「自由」思想の歴史的変遷を主題にしているのではないかと思います。

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2008年6月21日15:08

本棚を見て唖然、通りで既視感のあるタイトルだと思いました。佐伯氏の方もずいぶんと前に読んでいました。バーリンの印象は少なくて、発展した読書は「ウィトゲンシュタイン入門」永井均でした。大屋氏と佐伯氏では切り口が違っていて、どちらかというと佐伯氏は個人を、大屋氏は社会との関わりを説いているように思いました。

nophoto
ニックネーム無し
2008年6月27日14:46

知ったかぶりはほどほどに ね(笑)

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