6/13 金・晴れ：話は進まず

2008年6月13日世相評価

　朝はまあまあ早く。メールとWWW巡回をしながらpodcastを聞く。昇級申請の書類(業績報告みたいの)を書き、論文を書く。
　昼食、午睡
　午後は論文をこねくり回す。体調がイマイチなので早退。

　帰ってからはひたすら寝るべし。

米連邦最高裁、グアンタナモ収容者の権利認める判決
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200806130001.html
　ブッシュは極めて不満であるとpodcastでは吐露しています。日本の最高裁はどれくらい政治権力から独立でしょうか。

児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律の一部を改正する法律案
http://www.shugiin.go.jp/itdb_gian.nsf/html/gian/honbun/houan/g16901032.htm
　リアルな「児童買春、児童ポルノ」自体はその実被害を考えると問題視されることに異論はありません。が、それが漫画やCGになった場合はどうか。妄想・落書きだってありうる訳であること、捜査側の主観で物事が決まること、を勘案すると「現代の魔女狩り」であることは明らかです。
　これから3年、ひたすらエロゲー狩リになるでしょう。
　私自身はエロゲーがどうなろうが関係はないのですが、青少年ネット規制と総務省による犯行予告サーベイを組み合わせたとき、思想統制・検閲・処罰の易化への布石であるとしか捉えられません。これらに共通するのは、「自殺・殺人、わいせつ、残虐」ですが、範囲が不十分として「社会不安・社会問題」に拡大されたときには、公権力に不都合なHP、いわゆるブログもその対象になるでしょう。また、「マスコミにやさしい最高裁判決」「公官庁Wikipedia書き換え」などに見るように、情報は一部の上層部が握るモノであるという思想の核があることも、それと対極の個人の情報発信は極めて鬱陶しいものです。
　単純に海外のニュースをかいつまんで紹介する行為も、ダボス会議の海外での評価を流すことなど、日本のマスコミとは違った情報は、望ましくないと判断されることは多いにありえます。支持率低迷政権の張り子の虎の面子を潰すような行為は威力業務妨害にでもしてしまえ！ということになるでしょう。
　結果的に生まれてくるモノを見ると、これらの規制は極めて問題が多いと思います。