ISBN:4062724553 新書 黒井 文太郎 講談社 2007/09/21 ¥880

 日本の対外情報機関って?と思い読んでみた。もちろん、確定事項ではなかったりするので、あいまいではあるけれど、「インテリジェンス(諜報)」の乱立と等価交換できるものの少ないことによる情報能力の弱さと言うのがよく明らかにしたと思われる。・・・まあ、当たり前と言うと当たり前なのだけど・・・日本ってどこまでも内向きなんだなぁ、と実感してやるせなく感じた。内向きには公安があるわけだけど、その働きも「公安警察の手口」で明らかなとおりに、とほほな状況だし。
 秘密警察国家だスパイ天国だといったものが好ましいわけは無い。が、その両方を見事に履き違えた植民地国家というのほど愚かしいものは無いとおもう。

コメント

nophoto
Sa−Q
2008年2月24日13:56

何しろ、「転び公妨」ですものね(笑)>『公安警察の手口』

ただし、警察庁警備局(公安警察)の中には、「サクラ」あるいは「チヨダ」と呼ばれる秘密組織がある、という説がありまして、(政治思想的に偏向していることはともかく)インテリジェンス能力的にはそりなりに高い能力を持っている、という話しもあるようです。仰るように所詮「内向き」ではありますけれども。

某H大(笑)で起きた「文団連議長 スパイ事件」も、思い返してみると、間接的にかも知れませんが「サクラ」の関与があったのではなかったか、と当時大迷惑を被ったワタシは考えています。

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2008年2月25日8:46

 まあ、秘密は秘密の中に、と言う事でしょうけれど・・・
 しかし、前S社前の怪しい車といい、スパイ事件後のど下手な目立つ変装といい、公安には無能陰湿なイメージしか湧きませんし、それだけのインテリジェンス能力を傾けようとするなら、余程暇なんだなぁ、と言う感じしか受けなかったです。

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索