強がりは止したら？

　BBCで中東歴訪中のJ Bush said 「ホニャララの本には書いてある、最後に勝つのは合衆国だ」戦闘に勝つ事と戦争に勝つ事は別なのだと知らないヤツがトップだといかんね(日本もだけど)。
　後に「イスラエルは嫌いさ」という街頭インタビューが流れるが、イスラエルとサウジアラビアは共にF-15運用国、サウジ版は対地攻撃能力削減版(イスラエル保護のため)という構造をどう捉えているのか。サウジアラビアは次期戦闘機にEF-2000の導入を決定している。
　一方で共和党昨日の予備選勝利者は「イラクもアフガンも問題じゃない、問題は国内経済だ」そのために他国に与しろと言い出すかどうかまではCNNで流れなかった。まあ、お前はもう負けているのだから、何とでも言えばいいさ。ちゃんと新聞を読んでいないので難だけど、オバマはどう考えているのか、が明確に流れて来ていないように思う。この辺りは私のCNN/BBCの聞き取り能力のなさにも由来しているので、問題あり。とはいえ、海外に覇権のある国が内向きになった時、どういう厄介ごとを押し付けられるか、は考えた方がいい。その面で国政が顔色をうかがう飼い犬ではなく、対外的戦略を積極的に打つ時でもある。国際社会、言ってなんぼ。

「重要法案ではない」と断じた小沢一郎は正しい。一時文句が出ただけで作戦に問題はなく、感謝もなかったんだから、給油に意味も実績もなかったんだろうと考えるとは当然だ。油送船はアメリカは勿論、イギリスも送っているのだし。昨日の民主党のテレビの会見で暫定税率後の埋め合わせを論じていたが、まあいいんじゃないだろうか。同じ工事をするなら道路は作るより補修する方がむしろ大切だし。私の方の問題で民主党の方針をフォローしていないので賛同する／しないは保留だが、どうなってるのかな。こう言うときありがたいのはネット社会。

　消費者庁のアイデアは悪くない。これはイギリスの好例がある。まああそこもEUで総括する方向に行ってるけど、Ministry of Agriculture， Fishery and Foodを食料安全に特化した省庁に再編している。農業構造が違う中＆農業に対する国民の視点が異なる中で単純比較は出来ないが、生産者・保健衛生対応(つまりは少数が国民に影響を与える部分)を庁に食料安全(安保を含む)を省にするとか、農水省生産局＋総合食料局と厚労省の食品安全部門を統合して庁として総務省に置けば、公務員を増やす事なく事を進める事が出来るだろう。