J Wings (ジェイウイング) 2008年 02月号 [雑誌]
2007年12月29日 読書
ISBN:B001056LES 雑誌 イカロス出版 2007/12/21 ¥1,200
F-2, F-15の飛行禁止はどうなったのかなぁ、と思っていたのだが、この本には書いてあった。F-2は原因が解明されて飛行再開、F-15も所定の点検をこなしたとして飛行を再開したそうだ。取り敢えず、防空体制は整ったことになる。が、アメリカではF-15A~Dを飛ばさないとのこと。あちらはあちらで点検するそうで、問題が縦構造材の冶金学的問題だった場合(=最悪のシナリオ)を想定しているようである。日本はその辺の対応を見ながら、ということも想定されるが、真相は如何に。まあ、これを機にF-22をさらに多数導入しよう、と言う議会の動きもあるというから、軍需産業はうまくすると相応の儲けになる。かといって、日本に輸出されることは無いだろうし、経済的にはもちろん、地政学的にその必要もないし、技術的に運用が現実的では無い。飛行機と言うのは自動車と違って、買ってこればそのまま寿命までメンテフリーで乗れる訳でもなく、整備はどこのメーカーでもやってくれる訳じゃない。
仮想敵国を想定する/しないに関わらず、また、メディアバイアスを除いても、独立国である限りの危険と緊張は常にあるものだ。実際、今年のスクランブルは200回を超え、前年越え。
国際政治のsoft killを崖っぷちで体感した身としては、I/Fは低くても世界にプレゼンスを示している限りは、私は対話だけで越えられる等とは決して言えないし、そのように行動しない。常に何か事前の備えを、状況を見ながら決める。
逆に対話によって開かれるものの大きさは、日韓共同研究で身をもって知ったつもりであるが。
この雑誌の目玉記事は2本、対地攻撃とF-16である。が、前者はweapon systemに関する情報が少なく、あくまで飛行機の話。後者は私のような素人にはいい資料かもしれない。
フォークランド紛争の頃、現代兵器には現代芸術的意義があるとして芸術モチーフに使う、と言う芸術家たちが居たが、その作品を残念ながら見たことはない。まあそういう話をすぐに聞かなくなった事からして、ちょっとヒステリックな人たちの極ちょっとした動きだったのだろう。White elephantではない、と言う機能美には、私も同意するが、それを使うのは最終手段であることは言うまでもない。
F-2, F-15の飛行禁止はどうなったのかなぁ、と思っていたのだが、この本には書いてあった。F-2は原因が解明されて飛行再開、F-15も所定の点検をこなしたとして飛行を再開したそうだ。取り敢えず、防空体制は整ったことになる。が、アメリカではF-15A~Dを飛ばさないとのこと。あちらはあちらで点検するそうで、問題が縦構造材の冶金学的問題だった場合(=最悪のシナリオ)を想定しているようである。日本はその辺の対応を見ながら、ということも想定されるが、真相は如何に。まあ、これを機にF-22をさらに多数導入しよう、と言う議会の動きもあるというから、軍需産業はうまくすると相応の儲けになる。かといって、日本に輸出されることは無いだろうし、経済的にはもちろん、地政学的にその必要もないし、技術的に運用が現実的では無い。飛行機と言うのは自動車と違って、買ってこればそのまま寿命までメンテフリーで乗れる訳でもなく、整備はどこのメーカーでもやってくれる訳じゃない。
仮想敵国を想定する/しないに関わらず、また、メディアバイアスを除いても、独立国である限りの危険と緊張は常にあるものだ。実際、今年のスクランブルは200回を超え、前年越え。
国際政治のsoft killを崖っぷちで体感した身としては、I/Fは低くても世界にプレゼンスを示している限りは、私は対話だけで越えられる等とは決して言えないし、そのように行動しない。常に何か事前の備えを、状況を見ながら決める。
逆に対話によって開かれるものの大きさは、日韓共同研究で身をもって知ったつもりであるが。
この雑誌の目玉記事は2本、対地攻撃とF-16である。が、前者はweapon systemに関する情報が少なく、あくまで飛行機の話。後者は私のような素人にはいい資料かもしれない。
フォークランド紛争の頃、現代兵器には現代芸術的意義があるとして芸術モチーフに使う、と言う芸術家たちが居たが、その作品を残念ながら見たことはない。まあそういう話をすぐに聞かなくなった事からして、ちょっとヒステリックな人たちの極ちょっとした動きだったのだろう。White elephantではない、と言う機能美には、私も同意するが、それを使うのは最終手段であることは言うまでもない。
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