夜明け前の空を実況中継するラジオからそんな単語が流れて来た。確かに、毎朝違うから、興味深いものだ。死刑廃止論者の愚にもつかない話を聞いたお陰で、朝から血圧が上がった。司法・刑法制度はその国の文化風土価値観に根ざしたもので、変わりうるものであるのは当然だと思う。けれど、民主主義国家はその国家に所属する個人の権利を一部移譲する形で在立するという考えをすっ飛ばして死刑廃止を論じるのは馬鹿げている。こんなヘタレ国家に死刑を任せられるか、と言うのなら判るんだけどね。

 その国の最後のサービスは、
http://www.asahi.com/national/update/1029/TKY200710290304.html
 齢30前後とヘタッたパキスタンの駆逐艦への補給の写真。米英以外にも参加してるんだよ〜と言うなら、もっと別の船も見たいもんだ。
 BBCでは、サウジアラビアは最も反テロに積極的な国だ、とサウジの人が言い、では積極的でない国は?と言う問いに、イギリスも含まれる、と話していた。反戦世論に対し、牽制をかける意味なんだろうな。日本?歯牙にもかからないとはこの事。
 CNNではアラスカで1989年以上の大規模なオイル流出事故があったと報じている。

 昨日、医者に行く時ラジオを聞いていたら、幼児英語教育について話があった。肌や目の色が違う中で育つのは賛成だけど、登場していた大学の先生の言動は比較的客観的で批判も鋭い。即ち、幼児に英語を教えても所詮幼児の英語でしかない、読み書きを何処かでしっかり教える必要がある、親に英語能力または少なくともモチベーションがなければ意味がなく日常で英語に触れる事の方がインパクトは強い・・・
 そりゃそうだろう。子供が親になつくのは、それが最も身近な存在だからだ。それに子供は子供の話しが主体だ。その辺りの親はどれくらい認識しているのだろう?私の英語能力は低いし、使えるのも学術用であって日常会話ではない。義理の弟は姪を英会話教室に通わせているが、今度から姪と話す時は基本的に英語で喋ろうか、と思ったりする。発音は、姪の方がずっといいのは確かだけどね。

 日本が相対的に小国化して行く事は、望ましいと私は思うのだけど、「何でも成り立っちゃう半端な規模」にしがみついているように見えるのは気のせい?

コメント

nophoto
Sa−Q
2007年10月30日12:26

こんにちは。

なんでも、ムジャラク大統領自身、日本での特措法、新法論議が高まって海外メディアがそれを伝えるまで、自衛隊の給油活動を知らなかったとか。

となると、以前書かせていただいた、強いて上げるとすると……な分析、「米英から補給を受ることになると、パキスタン国内情勢が悪化する」というのも、偽ということになりそうですね。

米国は既に、特措法、新法とも不成立になる事を想定して、インド洋海域に補給艦を派遣済みだとか。

「何でも成り立っちゃう半端な規模」、これはマル檄でも何度か扱われています。宮台真司氏風に言えば「沈みかけた泥船内で(“危機”はそっちのけで)席次争いに昂じてる」状態、と言えましょう。

特に新聞、出版、放送等「メディア」が、「日本語障壁」にて隔離された一億数千万の市場規内で回ってしまえる、という半端な規模故に起きる障害は大きいと思います。

日本より市場規模が小さい故に、韓国では(“失敗”も多々あるようですけど)積極的に「外に打って出る」等、様々な試行錯誤が行われていると聞きます。

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年10月30日12:44

 海外メディアって、NHKの英語放送とかでしょうか(NHKも英語ポッドキャストをやってる。流れるのは日本のニュースだそうです)。
 韓国が海外に打って出られる理由には、国民性もあるんじゃないでしょうか。仲良くなれば、「妻以外、何でもシェアーする」。

nophoto
Sa−Q
2007年10月30日20:21

こんばんは。

>海外メディアって、NHKの英語放送とかでしょうか

その時はハッキリと情報源は出てきませんでしたが、おそらく、話の流れからすると米英メディアではないかと感じました。
あるいは「逆」の可能性としては、案外、アルジャジーラあたりかも知れませんね。東京支局もあることですし。

韓国の「妻以外、何でもシェアーする」という類の話も、マル檄で話題にのぼることもあります。

宮台真司氏によると、男同士の友人でも、フツーに「手を繋いで外を歩く」といった雰囲気だそうですね。あいにく、ワタシは韓国含め、海外に行ったこと無いので検証はできませんですけれども(笑)。

ここからはシロウトなワタシの「イヤな予感」でしかないのですが。沖縄が日本政府の飴玉、「土建屋家業」をしゃぶってしまって以降、急速に「沖縄」が失われ始めてるのと同じく、「妻以外、何でもシェアーする」な気風は、グローバリゼーションに晒されるうちに過去のものとなっていくのかも知れません。

とはいえ、そういう激流に晒される「状況」下で、如何に棹さして行くか、が大事なのでしょうね。それも、「感傷」によってではなく、「文化安全保障」上の戦略として。

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年10月31日18:00

 仲良くしてもらった人が歴史好きな人なので先史時代から韓国の歴史には触れられました。史跡、世界遺産、と言っても、実際には現代に作られたものだったり(当時の歴史資料が遺産として登録できるそうです)するのですが、そういう所には必ず王朝時代の装束の人が居たりするのを見ると、それなりの「歴史認識」を強く持つ社会を形成しているのでは無いかと思えてきます。
 あと、韓国のアニメチャンネルでは結構日本の名作アニメをやっているのですが(最初、日本アニメチャンネルだと思った)、入れ換えられる部分は、全てハングル。OP,EDクレジットも、番組中の文字も時にハングル。中国もなんでも漢字表記にするっていいますが、アニメは日本語のクレジットが入ったままです。ガンダムのどれかは、OPが日本語で驚いた位。
 一方で英語教育やそれを受ける機会は日本より均等のようです。
 おそらく、うまくいったメキシコ社会、見たいになるんじゃないでしょうか。
 まあ、日本の現在はほとんど鎖国じゃないかと思うくらい、上手く外に開きつつあると思います。
 パートナーとなる日本は、味が枯れる前のビンテージワインの様な欧州型社会にハードランディングするのがいいんじゃないでしょうか。今のままでは、跡形も残らんでしょう。

 ・・・信頼があれば、日本では寝床もシェアー・・・したっけな。

nophoto
Sa−Q
2007年11月1日5:29

>・・・信頼があれば、日本では寝床もシェアー

あはは(^_^;)。そんなこともありましたね(笑)。

韓国での日本産アニメブーム、中々のモノのようですね。

数年前に日本で大ヒットとなった『冬のソナタ』、実は『キャンディ・キャンディ』が「元ネタ」だそうです(笑)。

宮台真司氏のもとに来た留学生の中には、『攻殻機動隊』の日本語版を繰り返し見て暗記し、日本語を覚えた人もいるそうです。

欧州型社会へのハードランディング、特にフランスを初めとする西側が良いように、ワタシも思うのですが、中々そうも行かなさそうですね。

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