http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20071015cd000cd
環境問題には、比較的単純な物理的現象の場合でも、(1)科学的真実と言える、(2)かなり真実に近い推定と思われる、(3)かなり疑わしい、(4)絶対的な間違いといった4ジャンルぐらいに分けないと議論が難しい。

 それは事実だけど、本当派もウソ派も、かなりの穴がある中で互いの揚げ足取りをしているだけに見えるのは私だけ?
 二酸化炭素濃度増加と気温の上昇、こう言うのは平行して起こっているように見せたい現象は、2つのグラフを並べるより散布図にして相関関係を1枚の図で示すものだ。
 ネットの年齢層から私が下限になってしまうけど、「兼高かおる世界の旅」でも、歴史書でも、グリーンランドが何故グリーンランドと呼ばれるのかと言えば、ヴァイキングが活動していた頃はあそこは緑の大地だったからだ、というのは周知の事ではないのか?その当時の欧州の気候とはどんなものだったか、花粉分析で簡単に判るだろう。
 IPCCは確かに権威ある団体だし、そこに寄与できる研究をする事に私は躊躇しない(ほんの端っこだけど)。しかし、emission factorの件、大型コンピュータの地球モデルの荒さから考えると正確さには疑問が残る。
 フィールド研究だと、地形的にも植生的にも均質に見える一定の区画でCO2等の排出を見ると、同じ時刻でも20点以上で測定しても変動係数が10%以下に落ちる事はない。CH4, N2Oとなるとさらに変動が大きくなり、その制御要素を詰めて行っても決定係数が0.9を超えると言うのはまずない(余程離れた極外値を持たない限り)。かつ、経時的に変化しやすい。
 環境庁予算で研究していた時には、気候変動モデルの数値計算を行っている人は、ひたすらデバッグに追われていた。地球シミュレーター等が完璧なプログラムである保証は、モデルの正確さとともに議論の残る所ではないか?

http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20071015cb000cb
 私は自動車出勤もするけど、燃費には気を使っているつもり。5sec以上のアイドリングはしない。燃費にいいオイルも使っている(経済的にも充分ペイする)。しかし、ガソリン消費量はと言うと、総量的には減っていない(増えてもいないけど)。
 結局経済活動は省エネ頑張っても消費量が伸びたらおしまい。消費量が伸びなきゃ経済危機と言う事になる。結局、技術では解決しないんじゃないかな・・・
 ところで、COP3の時、各国は「日本は省エネ技術を世界に売りつけるつもりだ」と思われていたらしい(今読んでいる本)。売れたんだろうか?

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