アイルランドに2回目行ったとき、スライゴの街は随分変わってしまって、中華やインド料理の店ができていた。中華に店に行ってみると・・・酒にやたら広告を打っていた日本酒の二級酒が!!
暗澹たる気持ちで、バーでギネスをやっていると、何処から来たんだい?と親しげにおじさんに話しかけられた。日本から、酒を飲みにね、と言うと、どの酒がいいか、と言うので、勿論アイリッシュ・ギネスだ、と答えた。知識ある人なら、ギネスビール本社はダブリン市街地西部のリフィ川右岸にあるとご存知だろうが、イギリスのものと言うのが日本の「常識」である事を知った時は、愕然としたモノだ。
話はそこで終らない。サケは好きか?と訊くので、いいや、と答えた。当然、頭には冒頭の二級酒があったからと言うのもあるが、私は焼酎の方がむしろ好きだ。おじさんも、アレは頂けない、と言っていたけれど、それは二つの意味で正解。一つは安酒だから(って、アイルランドは安酒に浮かんだ島だが)、もう一つは蒸留酒の国に醸造酒を持ち込んでもそれほど受け入れられないのではないかと言う事。この辺は、味覚・嗅覚や文化によるものが強いと思う。日本にもリキュールはある、そちらの方がいい、と伝えたのは勿論だ。バカンスでアイルランドに行って、バーに行く機会があったら、芋の逸品を持ち込んでみたいと今も思っているが、果たせていない。
勿論、美味しい日本酒、を日本で味わう(っていうか、日本でしか味わえないが)のは、日本に来たビールと蒸留酒文化の国の人にも勧めたい。
その日本酒も、3倍醸造はおろか、10倍醸造もあると言うから、それでいてある程度の味は出せてしまうから、恐ろしい。私の舌には、それを見分ける自信はまるでない。ただ、丁寧な日本酒は、やっぱり最初美味しいと思う(飲み進むと焼酎がやっぱり・・・弱いんだけどね・・・)。
至極濃い政治色と生産者とバイヤーの経済的利便によって、バイオ燃料が喜ばれている。私は国内農業の食料生産基盤保全のためにバイオ燃料を作る事には賛成する。しかし、生産と栽培条件・実態の把握がされている事が必須で、平成の大凶作の二の舞を回避するのが目的であって、環境の事は(環境科学/生態学の研究者であるが)二の次である。いざとなったら、機械向け燃料を人間用燃料にできる事を念頭に置きたい。
色々気の重い事もあるけど、今年はそれなりの米の収穫が見込めているし、ササニシキと雑穀を買って紅葉を見に東北に行きたいと言うのが今の思い。ネットの進んだ世界では、「お取り寄せ」は出来るし、その方が時間とエネルギーのリソースを食わないかもしれないけれど、交通インフラの発達した今だからこそ、取り寄せるより、その地に行って風土を知って手に入れる事に拘りたいものだ。観光が地域に取っての純収入である事ばかりではなく、風土等肌で感じるしかない環境条件を少しでも知っておく事は、生態学の基礎だからだ。
で、オープンRe: to Mr.Q
軍用艦船用燃料は、重油(ボイラー、ディーゼルエンジン)、軽油(ディーゼルエンジン)、ジェット燃料(ガスタービン)しかないようです。パキスタンの海軍艦船はどんな特殊な艦船か、調べるのが楽しみになりました。日本は勿論進んだ工業国ですが、じゃあ護衛艦の機関は全部国産かと言うとそうでもなくて、以外とイギリス等から輸入がある。パキスタンにはそんな工業力はないから、外洋に出る大型艦船となれば、船体は自前で出来ても機関は輸入の筈です。
暗澹たる気持ちで、バーでギネスをやっていると、何処から来たんだい?と親しげにおじさんに話しかけられた。日本から、酒を飲みにね、と言うと、どの酒がいいか、と言うので、勿論アイリッシュ・ギネスだ、と答えた。知識ある人なら、ギネスビール本社はダブリン市街地西部のリフィ川右岸にあるとご存知だろうが、イギリスのものと言うのが日本の「常識」である事を知った時は、愕然としたモノだ。
話はそこで終らない。サケは好きか?と訊くので、いいや、と答えた。当然、頭には冒頭の二級酒があったからと言うのもあるが、私は焼酎の方がむしろ好きだ。おじさんも、アレは頂けない、と言っていたけれど、それは二つの意味で正解。一つは安酒だから(って、アイルランドは安酒に浮かんだ島だが)、もう一つは蒸留酒の国に醸造酒を持ち込んでもそれほど受け入れられないのではないかと言う事。この辺は、味覚・嗅覚や文化によるものが強いと思う。日本にもリキュールはある、そちらの方がいい、と伝えたのは勿論だ。バカンスでアイルランドに行って、バーに行く機会があったら、芋の逸品を持ち込んでみたいと今も思っているが、果たせていない。
勿論、美味しい日本酒、を日本で味わう(っていうか、日本でしか味わえないが)のは、日本に来たビールと蒸留酒文化の国の人にも勧めたい。
その日本酒も、3倍醸造はおろか、10倍醸造もあると言うから、それでいてある程度の味は出せてしまうから、恐ろしい。私の舌には、それを見分ける自信はまるでない。ただ、丁寧な日本酒は、やっぱり最初美味しいと思う(飲み進むと焼酎がやっぱり・・・弱いんだけどね・・・)。
至極濃い政治色と生産者とバイヤーの経済的利便によって、バイオ燃料が喜ばれている。私は国内農業の食料生産基盤保全のためにバイオ燃料を作る事には賛成する。しかし、生産と栽培条件・実態の把握がされている事が必須で、平成の大凶作の二の舞を回避するのが目的であって、環境の事は(環境科学/生態学の研究者であるが)二の次である。いざとなったら、機械向け燃料を人間用燃料にできる事を念頭に置きたい。
色々気の重い事もあるけど、今年はそれなりの米の収穫が見込めているし、ササニシキと雑穀を買って紅葉を見に東北に行きたいと言うのが今の思い。ネットの進んだ世界では、「お取り寄せ」は出来るし、その方が時間とエネルギーのリソースを食わないかもしれないけれど、交通インフラの発達した今だからこそ、取り寄せるより、その地に行って風土を知って手に入れる事に拘りたいものだ。観光が地域に取っての純収入である事ばかりではなく、風土等肌で感じるしかない環境条件を少しでも知っておく事は、生態学の基礎だからだ。
で、オープンRe: to Mr.Q
軍用艦船用燃料は、重油(ボイラー、ディーゼルエンジン)、軽油(ディーゼルエンジン)、ジェット燃料(ガスタービン)しかないようです。パキスタンの海軍艦船はどんな特殊な艦船か、調べるのが楽しみになりました。日本は勿論進んだ工業国ですが、じゃあ護衛艦の機関は全部国産かと言うとそうでもなくて、以外とイギリス等から輸入がある。パキスタンにはそんな工業力はないから、外洋に出る大型艦船となれば、船体は自前で出来ても機関は輸入の筈です。
コメント
常識的に考えれば、原子力空母(笑)でもないかぎり、燃料は仰る通りでしょうね。
チョッと聴き直してみますと、神浦氏は「なんでそんなバレバレな嘘をつくのか。」とのコメントでした。
まぁ、アフガンでの作戦で、アルカイダのパキスタンへの退路を断ち切れず、パキスタンに随分入り込んでいる(と同じくゲストだった田中浩一郎氏(日本エネルギー経済研究所中東研究センター長)の分析)ことでもありますし、ムシャラフ政権が揺らぐと米英にとって困まった事になることは、事実なのでしょうね。
でも、このシチュエーション、なんだか既視感がある気がします(笑)。
・・・ABCはスラングっぽくて聞いていないです。映像付きで、本数少なくて助かるんですけど。
ご質問の件。残念ながら、マル檄的には「国際的に評価が高い」の“国際的”、というのは実質アメリカ(そして英国? 嫌々ながらパキスタン??)のみである、という論調で、3週前のゲスト(田中浩一郎氏(日本エネルギー経済研究所中東研究センター長)、神浦元彰氏(軍事ジャーナリスト))、及び今週分のゲスト(福山哲郎氏(参議院議員))からは特に反論が無かった、というくらいしか情報はありませんです。
「ハイリターン」ッて……。6年も続けてきた中で、具体的にどんなリターンがあったのでしょうね(笑)。
後は、田中氏によると、ここ1、2年ほどで、アルカイダはある程度勢力を盛り返しており、一定時間、特定の拠点(例えば警察署等)を襲撃、確保出来る程度になってきている、とのことでした。
それと、神浦氏によれば、海自のイージス艦を補給艦の護衛に付けるのは明らかにオーバースペックで、北朝鮮情勢等を考えれば(日本の防衛戦略的に)軽々に出さない方が良い。
しかし、アフガン・イラクの対テロ作戦に参加している各国軍にとっては現場的に、「強力な艦」が一隻でも多く居た方が心強いのは確かだろう、との分析でした。
イージス艦による北朝鮮への排他的効果というのも定量化が難しいですが(BMDが出来る訳じゃないし、観測するだけ)、海自のDDGローテーションが厳しくなり、こんごうでSM3の実験をするのが遅れたって話があります。私は無駄だと思いますが、国民感情的にはどうでしょうねぇ。B-)
あと、護衛任務には普通の護衛艦(むらさめ級・たかなみ級)を当てるのが常識でしょう。経空脅威が低い状況では、イージス艦である必要はないし、仮に敵がシースキマーモードで突っ込んでくるASMやSSMを撃ってくる場合の脆弱性はこんごう級でも普通の護衛艦でもそれほど変わらないようです(そんな能力をテロ組織が持っていたら、北朝鮮のシーパワーより上ですが)し、ボートで特攻してくる分にも、探知・対応能力はイージス艦でも護衛艦でも同じです。