ISBN:4054034691 新書 稲田 智宏 学習研究社 2007/06 ¥777

 現物の有無・真偽ではなく、それは形而上の存在であることを前提に(結局は存在するものとして)、それに纏わる話を集めたような本。所謂、天皇史観の基礎といったところか。

 ところで太平洋戦争で最悪の敗北形式が、熱田神宮や伊勢神宮の占拠に伴う神器の喪失による国家の崩壊だった、というのが昭和天皇の独白録にあったけど、なるほど日本の国体を保存しつつ敗北させる・敗北する口実を作る、には、ヒロシマ・ナガサキは付随的損失という考え方も成立ちうるのかもしれない。
 あのお偉いサンにそれだけの知識のバックグラウンドと強い思想信条があったかどうかは、甚だ疑問だが。

 宮内庁・天皇家を民営化したら、本当の改革だと私は思っている。

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