来年のことを言うと・・・と言うけれど、国際学会に関してはそれは当てはまらない。概ね開催の9ヶ月か6ヶ月くらい前には登録が始まり、4ヶ月から3ヶ月前には要旨の〆切が来る。だから早期に開催される学会と時期を捉えておく事が必要。と言う訳で、来年はトルコ・イスタンブールで開催される地球温暖化に関する結構包括的な会議に出る事を決めた。HPはトップくらいで内容はまだ無いけど、要チェック。
環境「庁」予算では気候変動(温暖化ではないよ)に関する研究で研究費をもらって、間接的に再び今度は農水省から温暖化がらみで研究費を受けられそうなのだが、私自身は温室効果ガスの発生量に関する研究をしていても、実は温暖化には懐疑的。バイオディーゼルはディーゼル機関だからではなく、バイオだから環境に還って悪いと思っている。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200709222351&page=2
という過激なものから(このN2O発生量を私は見積もっているのだけどね)、
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070831_ethanol_gasoline_2nd/
やら・・・
バイオエネルギーに好意的なのは
http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20070703cd000cd
であるが、推定であって実際にこの効率になる訳じゃないし、何処から何処までの化石エネルギー投入かが不明確だし、窒素肥料を与えれば自動的に亜酸化窒素が発生するから、トータルで温暖化への寄与を求めて比較しないと意味が無い。
バイオディーゼルを使う意味は、未利用の農地を常に使う事で、潜在的食料生産能力を保つ事に意味があるのであって、これからのエネルギー需要の拡大と浪費のためにあるのではない。
先日本を読んでいて目が点になったのは、1990年代の乗用車の平均燃費は9km/L中盤だったのが、2000年代初めには8km/L後半くらいにまで落ちている事だ。私自身、実はこの間に4台車を乗り換えているが、魔が差してNB-8Cロードスターに乗り換えた時を除き、その度燃費は向上している。ちなみに他は全部1.5Lの車で、1.8Lのロードスターでも12.5km/L走った。一番古いBF5Rファミリアで13.5km/L、今は旧デミオで16km/Lは走っている(調子がいいと下道のみでも17.5km/L走る。ディーラーの人に驚かれた)。車重は980kg->1060kgだからあまり変わっていない。衝突安全性を考えれば車重の増加は致し方あるまい。
技術の進化って凄い、と思ったけど、実際は乗用車の大型化、重量増加、大排気量化によって、燃費は恐ろしく下がっていたのか。まあ、「乗用車」と言うくくりも曖昧だけど。
日本自動車工業会は自動車のLC−CO2では7-8割が走行によって生じると言っているけど、計算したら燃費は13km/L。グリーン化税制を半ば後押しする内容なのだろうけど、要は「新しい車を買って下さい」という販売促進キャンペーンである。
「バイオマス」という本では、「バイオ燃料を使うより排気量を半分にした方が余程環境に良い」と書いてあったが、その通りだと思う。いわゆる3ナンバー車の加重税制がなくなって、車の大型化に歯止めがないし、いわゆるBセグメントも大型化して3ナンバーはざらだ。
人の欲望を満たす事を技術で克服するのは、残念ながら無理だと思う。LOHASも所詮は余計な出費を導くだけ。結局、節制と身の丈で行動する事だと思う。世の中に鬱の人が増えていると言うし、鬱を直す関係の本も結構出ている(読んでないけど)。私や竹脇無我さんの経験からすれば、鬱は自分を超えて行動した結果陥るもの、と言うのがある。デカイ車を駐車場で止められないでいる人や、離合できない人を見ると、背伸びをしてない?と言いたくなる。背伸びしない方が豊かな生活って出来ると思うし、その辺りを上手くやりくりしたのが欧州各国の庶民の暮らしのような感じがする。
環境「庁」予算では気候変動(温暖化ではないよ)に関する研究で研究費をもらって、間接的に再び今度は農水省から温暖化がらみで研究費を受けられそうなのだが、私自身は温室効果ガスの発生量に関する研究をしていても、実は温暖化には懐疑的。バイオディーゼルはディーゼル機関だからではなく、バイオだから環境に還って悪いと思っている。
http://www.technobahn.com/cgi-bin/news/read2?f=200709222351&page=2
という過激なものから(このN2O発生量を私は見積もっているのだけどね)、
http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070831_ethanol_gasoline_2nd/
やら・・・
バイオエネルギーに好意的なのは
http://eco.nikkei.co.jp/column/article.aspx?id=20070703cd000cd
であるが、推定であって実際にこの効率になる訳じゃないし、何処から何処までの化石エネルギー投入かが不明確だし、窒素肥料を与えれば自動的に亜酸化窒素が発生するから、トータルで温暖化への寄与を求めて比較しないと意味が無い。
バイオディーゼルを使う意味は、未利用の農地を常に使う事で、潜在的食料生産能力を保つ事に意味があるのであって、これからのエネルギー需要の拡大と浪費のためにあるのではない。
先日本を読んでいて目が点になったのは、1990年代の乗用車の平均燃費は9km/L中盤だったのが、2000年代初めには8km/L後半くらいにまで落ちている事だ。私自身、実はこの間に4台車を乗り換えているが、魔が差してNB-8Cロードスターに乗り換えた時を除き、その度燃費は向上している。ちなみに他は全部1.5Lの車で、1.8Lのロードスターでも12.5km/L走った。一番古いBF5Rファミリアで13.5km/L、今は旧デミオで16km/Lは走っている(調子がいいと下道のみでも17.5km/L走る。ディーラーの人に驚かれた)。車重は980kg->1060kgだからあまり変わっていない。衝突安全性を考えれば車重の増加は致し方あるまい。
技術の進化って凄い、と思ったけど、実際は乗用車の大型化、重量増加、大排気量化によって、燃費は恐ろしく下がっていたのか。まあ、「乗用車」と言うくくりも曖昧だけど。
日本自動車工業会は自動車のLC−CO2では7-8割が走行によって生じると言っているけど、計算したら燃費は13km/L。グリーン化税制を半ば後押しする内容なのだろうけど、要は「新しい車を買って下さい」という販売促進キャンペーンである。
「バイオマス」という本では、「バイオ燃料を使うより排気量を半分にした方が余程環境に良い」と書いてあったが、その通りだと思う。いわゆる3ナンバー車の加重税制がなくなって、車の大型化に歯止めがないし、いわゆるBセグメントも大型化して3ナンバーはざらだ。
人の欲望を満たす事を技術で克服するのは、残念ながら無理だと思う。LOHASも所詮は余計な出費を導くだけ。結局、節制と身の丈で行動する事だと思う。世の中に鬱の人が増えていると言うし、鬱を直す関係の本も結構出ている(読んでないけど)。私や竹脇無我さんの経験からすれば、鬱は自分を超えて行動した結果陥るもの、と言うのがある。デカイ車を駐車場で止められないでいる人や、離合できない人を見ると、背伸びをしてない?と言いたくなる。背伸びしない方が豊かな生活って出来ると思うし、その辺りを上手くやりくりしたのが欧州各国の庶民の暮らしのような感じがする。
コメント
最近、県議会で「みどり新税」なるものの検討について話がでていまして、淵瀬春秋さんのこの日記を読んで改めて新型環境税について考えさせられました。
とうもろこしの値段が上がって養鶏・養豚など酪農業者の経営に大きな支障が出ている話とも関連していますし、もっとよく研究してみたいと思います。
また、食飼料とバイオエネルギーの間での大豆などの取り合いに関しては、レスター・ブラウンが良く講演しています。本にはなっていないようですが・・・「バイオマス」(奥彬・日本評論社)は、是非御一読ください。
ところで、酪農は牛乳を得るために乳牛を飼っている畜産農家で、養鶏・養豚とは違います。
ありがとうございます。