ISBN:4882027348 単行本 杉田 敦 彩流社 2002/03 ¥2,310

 誰かであることの監獄、寄る辺のなさ、そういったものが醸し出す、有象無象の折り重なった、落書きだらけの街、Lisboa。
 訪問前に読みきったが、なるほど、寄る辺のない事の反証が、誰にでも来たことのある既視感と親近感を持たせてくれるように感じた。訪れるのではなく、滞在する所、できれば片言のポルトガル語と共に、CafeとBarと教会をはしごして、エレクトリカに揺られて・・・。テージョ川には行けなかったが、それもそのうち満たされる、そんな気がする。

コメント

nophoto
leeswijzer
2007年9月12日17:56

長旅,お疲れさまでした.この本に「共感」ないし「共振」しました? そうであれば,お薦めした甲斐があったというものです.

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2007年9月12日21:15

共感する所は大いにありました。もうちょっと気候の悪いときに行く方が相応しい所だとも思いました。

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