7/3 火・曇時々晴れ:しょうもないこと
2007年7月3日 日常 コメント (6) 夜比較的遅かったが、目覚めはまあまあ。朝食後出勤、その後に眠気に襲われるも、何とか持ちこたえた。午前中、眠い目を擦って調べ物。オランダの肥料使用規範、MINAS(MINeral Accounting System)について。このへんをまとめてConclusionを書いて、アニメーションをくっつけたり、説明のスライドを作ったりして、ポルトガルの学会ECOSUD2007の原稿がほぼできた。明日からは実際に喋りを入れて、時間と必要となる部分の補強、改装を行おう。そんなこんなで午前中は終了。
昼食。眠気は感じなかったが、休憩室で横になったら、眠ってしまった。うーん・・・
午後は頭を切替えることに専念。次に必要な発表の材料はLCAと農薬の関係、30分程の時間があたえられている。が、私に農薬の知識はほとんど無いので、手持ちの一般入門書・ブックレットを漁ってみることにする。年代順に並べると、ふーん、と思う。「ポジティブリスト」と言うモノも出ている現在だが、90年代前半だと風当たりが強い。2000年代序盤の解説本はそのへん、バランスが取れてきた感がある。
そして論文書き。簡単なミスを見付けておおわらわ。見直しと作図し直しをしなくては。
容器のバウチャー制度等、「優良事例」は聞こえてくるスウェーデン、でもストックホルムではゴミの分別収集はろくにされていない、と言うブログ情報から、RDF(Refuse Derived Fuel)発電でもやってるのかな?とぐぐってみる。日本じゃ悪役だから日本語のページにそんなものある訳ない。rdf generation electric swedenで、結構引っかかるが、どうもピンとこないのでpolicyも入れてみたがはっきりしない。ただ、英語のページには結構RDF発電施設の会社の紹介がある。肝心のスウェーデンで流行っているのかは不明だが、少なくとも英語のページを持てるような企業が、結構展開しているのは確か。ひとつのニッチを占めているような記述もあった。
RDF発電に関してはリサイクルも絡んで賛否両論ではあるが、私は必ず出る最終処分の在り方として悪くはない、というか、熱エネルギーを掃いて捨てるなんて勿体ない、と思うのだが・・・特に東京23区と大阪市、名古屋市・・・つまりはゴミ問題で自家処理は嫌だから他の自治体に押しつけている大都市は全て、「自家発電」したらどうだ?と思うのである。だって、自分の出したゴミでしょ。嫌なら出さない生活をしなきゃ。
環境研究をしている割、自動車の運転は好きだし、通勤時間上自動車通勤になっているのだが(それだと本が読めないのが難点)、個人的に車に望むのはディーゼルエンジン。これも日本では悪者扱いだが、熱出力あたりのCO2排出量はガソリンエンジンより10-20%少ない。船舶用には熱効率50%オーバーのエンジンもある(船舶等に使われる低回転型は自動車などの高回転型よりさらに効率がいい)。煤とNOxだが、マツダ3/6(アクセラ・アテンザ)用のエンジンは将来のEU,日本の排ガス規格をクリアしているという(日本で売られているベンツのクリーンディーゼルは駄目)。出来ることならデミオクラスに1.3Lターボディーゼルで乗っけてくれないかなぁ、と思ったりする。たしかに、四つ星ガソリンエンジンより排ガスは汚くなるかもしれないが、ディーゼル燃料は、エンジンオイルの廃油や家庭から出る様々な廃油からも作れるというメリットがあり、エネルギークロップを作るより遥かに理に叶っている。究極のサーマルリサイクル、最終処分方法と言えないだろうか?こういう奇特な内燃機関技術、と言ったら、マツダしかないよなぁ、と私は思ったりする。でなくても排気量あたりの出力、燃費で世界をリードできる日本の企業に期待したい。
#政府系研究機関ではお金が降りないので研究できない
ちなみに、日本で稲を作ってエタノール化して、と言う手順を踏んだ場合に、種を蒔いてからエタノールになるまでに発生する温暖化ガス量を得られたエタノールの熱量でnormaizationした値は、石油を精製したときの温暖化ガス量をガソリンをとって得られる熱量でnormaizationした値の80%程度とのこと。とてもじゃないが、「カーボンニュートラル」なんて言えないのが科学的事実。
昼食。眠気は感じなかったが、休憩室で横になったら、眠ってしまった。うーん・・・
午後は頭を切替えることに専念。次に必要な発表の材料はLCAと農薬の関係、30分程の時間があたえられている。が、私に農薬の知識はほとんど無いので、手持ちの一般入門書・ブックレットを漁ってみることにする。年代順に並べると、ふーん、と思う。「ポジティブリスト」と言うモノも出ている現在だが、90年代前半だと風当たりが強い。2000年代序盤の解説本はそのへん、バランスが取れてきた感がある。
そして論文書き。簡単なミスを見付けておおわらわ。見直しと作図し直しをしなくては。
容器のバウチャー制度等、「優良事例」は聞こえてくるスウェーデン、でもストックホルムではゴミの分別収集はろくにされていない、と言うブログ情報から、RDF(Refuse Derived Fuel)発電でもやってるのかな?とぐぐってみる。日本じゃ悪役だから日本語のページにそんなものある訳ない。rdf generation electric swedenで、結構引っかかるが、どうもピンとこないのでpolicyも入れてみたがはっきりしない。ただ、英語のページには結構RDF発電施設の会社の紹介がある。肝心のスウェーデンで流行っているのかは不明だが、少なくとも英語のページを持てるような企業が、結構展開しているのは確か。ひとつのニッチを占めているような記述もあった。
RDF発電に関してはリサイクルも絡んで賛否両論ではあるが、私は必ず出る最終処分の在り方として悪くはない、というか、熱エネルギーを掃いて捨てるなんて勿体ない、と思うのだが・・・特に東京23区と大阪市、名古屋市・・・つまりはゴミ問題で自家処理は嫌だから他の自治体に押しつけている大都市は全て、「自家発電」したらどうだ?と思うのである。だって、自分の出したゴミでしょ。嫌なら出さない生活をしなきゃ。
環境研究をしている割、自動車の運転は好きだし、通勤時間上自動車通勤になっているのだが(それだと本が読めないのが難点)、個人的に車に望むのはディーゼルエンジン。これも日本では悪者扱いだが、熱出力あたりのCO2排出量はガソリンエンジンより10-20%少ない。船舶用には熱効率50%オーバーのエンジンもある(船舶等に使われる低回転型は自動車などの高回転型よりさらに効率がいい)。煤とNOxだが、マツダ3/6(アクセラ・アテンザ)用のエンジンは将来のEU,日本の排ガス規格をクリアしているという(日本で売られているベンツのクリーンディーゼルは駄目)。出来ることならデミオクラスに1.3Lターボディーゼルで乗っけてくれないかなぁ、と思ったりする。たしかに、四つ星ガソリンエンジンより排ガスは汚くなるかもしれないが、ディーゼル燃料は、エンジンオイルの廃油や家庭から出る様々な廃油からも作れるというメリットがあり、エネルギークロップを作るより遥かに理に叶っている。究極のサーマルリサイクル、最終処分方法と言えないだろうか?こういう奇特な内燃機関技術、と言ったら、マツダしかないよなぁ、と私は思ったりする。でなくても排気量あたりの出力、燃費で世界をリードできる日本の企業に期待したい。
#政府系研究機関ではお金が降りないので研究できない
ちなみに、日本で稲を作ってエタノール化して、と言う手順を踏んだ場合に、種を蒔いてからエタノールになるまでに発生する温暖化ガス量を得られたエタノールの熱量でnormaizationした値は、石油を精製したときの温暖化ガス量をガソリンをとって得られる熱量でnormaizationした値の80%程度とのこと。とてもじゃないが、「カーボンニュートラル」なんて言えないのが科学的事実。
コメント
ディーゼルの悪者扱いは非常に疑問ですね。ダレの陰謀なのでしょうか。スウェーデンではディーゼルカーがかなり厚遇されているようです。
先月までの1年でのエコカー一番人気はサーブ!ハイブリッドカーはプリウスが6位に入っている以外はナシ。ここでは人気ないようです。
技術力は自動車に限らず日本が一番だと思うんですがねぇ。
ディーゼルの件は、悪役は運輸業界です。が、管轄の国土交通相は自分の首を締めるわけにいかないので、運送用車両には事実上無策、乗用車にはキツイ規制をかけました。それでは甘い、と東京都と7県市が業界と国土交通省を押し切る形で運輸車両にも煤の規制をかけました。私の住処では8都県市規制クリアの運輸車両とそうでない車両が走っていますが、両者の違いは明らか。やりゃできるんです。やらせない業界と真に受ける霞ヶ関が悪い。
サーブが一番、と言う情報、ありがとうございます。日本との温度差ですね。日本じゃボルボの方が有名ですから。
私は常々、欧州車に熱狂して左ハンドルに乗る人に訊いてみたいことがあります。
・その車はディーゼルですか?
・その車はマニュアルトランスミッションですか?
・その車は廉価版ですか?
デンマークだったか、スウェーデンだったか忘れてしまったのですが、「電源グリーン度シール」(笑)みたいなものがあって、お店とかだと、(多少割高でも)再生可能エネルギーを使ってると「ブランド化」できるとのことです。
認定は、お役所じゃなくてNPOが行ってるとのことでした。
情報有り難うございます。
ボルボもサーブもそういう事を日本では売りにしていないし、JAS39グリペンは安価な戦闘機ですから、スウェーデンではなさそうですね(違うと思うぞ、その発想)
EU主導のISOも社団法人/民間だし、こういうNPOのある辺りが「民度の高さ」(小さな政府に非ず)なのかな、と思えたりします。
「言いっぱなし」もナンですので、そのお話をされてた飯田哲也氏の HotWiredJapan での連載記事『飯田哲也の「エネルギー・デモクラシー」』(既に終了)をつついてみました。
第8回「自然エネルギーの電気を選ぶ」
http://hotwired.goo.ne.jp/original/iida/050301/
「グリーン電力の要諦」の「・グリーン電力の認証(電源選択型および証書型に対して)」によると、スウェーデンの話しのようです。
NPO について、マル檄で印象的だったのは、スマトラ島沖地震の直後、神保哲生さんが正月返上で現地入りした時のお話。
「現地入りしてみると、(救助活動してる組織の)殆どの『旗』はNPOのものでした。『国旗』を掲げてたのは、日本と中国ぐらい(笑)」と言っていた事です。一方で、平時に活動している、極小規模の援助で頑張ってる日本のNPOもある、とも仰ってましたけど。
ひきつづき情報をありがとうございます。HotWired、読んでいたんだけど、そんな連載もありましたね・・・
ちなみにJAS39を引合に出したのは、サーブが元請け、ボルボがエンジンを作っているからです。
NPO関係は、まあ民度の違いでもあるし、企業姿勢も国内外での社会的役割も違うので、しょうがないでしょう。この局面を打破するには、愛知県が大統領制(政治は首相がやるタイプ)独立国家トヨタを宣言するのを待つしかないでしょうね。それなら日本語を喋るスーパーNPOが誕生するでしょう。
愛知県独立は、日本の農業環境行政上プラスに働くし(このへんは今論文にかいていて、学会で喋ること・・・鹿児島・宮崎も要注意県だったりしますが)。