5/30 水・曇時々雨:早退してみる
2007年5月30日 日常 風邪はなんとか小康状態。たぶん収束すると思われる。
朝からデータを入れて色々計算。が、答えが出ない??
これで今年はかなり自由裁量が増えると思ったのに!という矢先なので、ちょっと沈むが、何とか乗り切って、原因を特定した。が、それだけでは終わらない。出てきた答えが違っている。オカシイ。
あるスケールを持ったシステムにおけるmatter flowを捉える上では、積み上げ法と大づかみ法がある。前者はシステムの構成要素と動態を捉えこれを積み重ねることでmatter flowを捉え、後者はシステムをブラックボックスとしてシステム全体のmatter flowを捉える。どちらの方法も一長一短のため、両者を組み合わせるのが良い。そんなことは生態学の初歩で習う所だ。
今やっている国・都道府県単位での農地での窒素・リン酸収支(経済収支と同じで出入りとストックを求める)は、積み上げ法。公式統計が無いため、大づかみ法は国単位でないと出来ない。大づかみ法の方が適する局面もあるので、困った問題である。まあ、その前の段階で困っているのだけどね・・・昔論文を書いたときはすんなりうまくいったのになぁ・・・。
せきやんさんのブログで医学会の公開セッションが日曜に行われたことを知った。土壌肥料学会も生態学会も休日に公開セッションを持っている。残念なのは、やっぱり医学会程メジャーな学会では無いことが欠点だと思う。地元でどれくらい取り上げてもらえるのかは分からないけど、大講堂に空席が目立つようでは・・・。先日でた地球惑星科学連合では、土日に高校生部門の発表がある。何と門戸が広く、リテラシーを刺激することか。浮きこぼれ万歳である。
日程と研究費は厳しくなるけれど、学会はやはり中小規模の地方都市で行われる方が、個人的には有り難い。地方色を楽しめるし、地元の美味い食べ物やお酒を前に少々饒舌に話すことは、この上もない楽しみだ。3000人規模の学会の経済効果は1億を越えるそうだし、純収入だから開催地にとっても悪い話ではないと思う。医学会は規模も大きくてお金持ちだろうから、もっとすごい話になってくると思う(土壌肥料学会と生態学会では客単価が違うし・・・)。
航空雑誌でF-22の導入の話は消えた・・・と読んだのは先月、だが新聞報道では回答のなかったアメリカ政府にF22の資料請求を再度したという。アホ臭い。日本の軍事力強化を進めつつももっとも危険視しているのがアメリカなのに。
でなくても、導入には問題点が多すぎる。
まず任務に応えられない。次期導入機は制空/支援の区別を無くすとあるが、重要な支援任務である対艦戦闘では対艦ミサイルを機体外に装備するしかない。F-22にはそのような機能もあるが、機体外に装備すればステルス性が無くなるのでF-22の意味がない。対地ではJDAM2発を内蔵できるがそれで足りるはずがない。ぼろくそ言われてもF-2は6tの爆弾を積める。ステルスを捨てれば、と言う条件は、F-22である必要性を全く無視することになる。
次に本体以外に無駄なコストが必ずかかる。例えばミサイル。空自のAIM-7はF-22に装備できるがやっぱり機体の外。国産のAAM3/4には勿論対応していないし、仮りに対応しても大きいからAAM4は機体外に装備するしかない。対応しているのはAMRAAMとAIM-9Xで、どちらも空自は採用していない(代わりに国産品を作った)。つまりは専用に新たに買う必要がある。日本は兵器は出来るだけ自作する方針だが、輸出すら危ういのにライセンス生産は許されないし、そういう場合、ちょっとした不具合でもアメリカに持っていって修理しないといけない。整備性の良さも最新式なのだが、これでは意味がない。
第一、アメリカ自体、F-22は制空戦闘機であって、多目的戦闘機という運用は考えていない。
どう見ても、おもちゃを欲しがるガキの考えにしか思えない。
個人的には、ライセンス生産OK、アヴィオニクスをフルセット揃えてくれて、機材の追加も何も共同歩調という至れり尽くせりのEF-2000ユーロファイター(これも超音速巡航が可能、ある程度のステルス、高度な格闘戦闘能力がある)か、導入・運用コストが安いJAS-39グリペン(エンジンはF/A-18の姉妹品)がリーズナブルだと思うのだけど。
ガキのがめつさがどう出ることやら。ちなみにF/A-18は、視野外戦闘ではSu-35にさっぱり歯が立たないというシミュレーション結果がある(http://www.eurofighter-typhoon.co.uk/Eurofighter/tech.php Su-35と拮抗するのがラファール、圧倒的に優勢なのがユーロファイターとF-22)、F-15FXは恐らく精密誘導爆弾の運用能力が削られた状態でしか手に入らない(韓国がそうだから)し、格好こそF15だが60%は再設計された別物。後、ラファールの弱点はフランス製兵器しか搭載できない事。
朝からデータを入れて色々計算。が、答えが出ない??
これで今年はかなり自由裁量が増えると思ったのに!という矢先なので、ちょっと沈むが、何とか乗り切って、原因を特定した。が、それだけでは終わらない。出てきた答えが違っている。オカシイ。
あるスケールを持ったシステムにおけるmatter flowを捉える上では、積み上げ法と大づかみ法がある。前者はシステムの構成要素と動態を捉えこれを積み重ねることでmatter flowを捉え、後者はシステムをブラックボックスとしてシステム全体のmatter flowを捉える。どちらの方法も一長一短のため、両者を組み合わせるのが良い。そんなことは生態学の初歩で習う所だ。
今やっている国・都道府県単位での農地での窒素・リン酸収支(経済収支と同じで出入りとストックを求める)は、積み上げ法。公式統計が無いため、大づかみ法は国単位でないと出来ない。大づかみ法の方が適する局面もあるので、困った問題である。まあ、その前の段階で困っているのだけどね・・・昔論文を書いたときはすんなりうまくいったのになぁ・・・。
せきやんさんのブログで医学会の公開セッションが日曜に行われたことを知った。土壌肥料学会も生態学会も休日に公開セッションを持っている。残念なのは、やっぱり医学会程メジャーな学会では無いことが欠点だと思う。地元でどれくらい取り上げてもらえるのかは分からないけど、大講堂に空席が目立つようでは・・・。先日でた地球惑星科学連合では、土日に高校生部門の発表がある。何と門戸が広く、リテラシーを刺激することか。浮きこぼれ万歳である。
日程と研究費は厳しくなるけれど、学会はやはり中小規模の地方都市で行われる方が、個人的には有り難い。地方色を楽しめるし、地元の美味い食べ物やお酒を前に少々饒舌に話すことは、この上もない楽しみだ。3000人規模の学会の経済効果は1億を越えるそうだし、純収入だから開催地にとっても悪い話ではないと思う。医学会は規模も大きくてお金持ちだろうから、もっとすごい話になってくると思う(土壌肥料学会と生態学会では客単価が違うし・・・)。
航空雑誌でF-22の導入の話は消えた・・・と読んだのは先月、だが新聞報道では回答のなかったアメリカ政府にF22の資料請求を再度したという。アホ臭い。日本の軍事力強化を進めつつももっとも危険視しているのがアメリカなのに。
でなくても、導入には問題点が多すぎる。
まず任務に応えられない。次期導入機は制空/支援の区別を無くすとあるが、重要な支援任務である対艦戦闘では対艦ミサイルを機体外に装備するしかない。F-22にはそのような機能もあるが、機体外に装備すればステルス性が無くなるのでF-22の意味がない。対地ではJDAM2発を内蔵できるがそれで足りるはずがない。ぼろくそ言われてもF-2は6tの爆弾を積める。ステルスを捨てれば、と言う条件は、F-22である必要性を全く無視することになる。
次に本体以外に無駄なコストが必ずかかる。例えばミサイル。空自のAIM-7はF-22に装備できるがやっぱり機体の外。国産のAAM3/4には勿論対応していないし、仮りに対応しても大きいからAAM4は機体外に装備するしかない。対応しているのはAMRAAMとAIM-9Xで、どちらも空自は採用していない(代わりに国産品を作った)。つまりは専用に新たに買う必要がある。日本は兵器は出来るだけ自作する方針だが、輸出すら危ういのにライセンス生産は許されないし、そういう場合、ちょっとした不具合でもアメリカに持っていって修理しないといけない。整備性の良さも最新式なのだが、これでは意味がない。
第一、アメリカ自体、F-22は制空戦闘機であって、多目的戦闘機という運用は考えていない。
どう見ても、おもちゃを欲しがるガキの考えにしか思えない。
個人的には、ライセンス生産OK、アヴィオニクスをフルセット揃えてくれて、機材の追加も何も共同歩調という至れり尽くせりのEF-2000ユーロファイター(これも超音速巡航が可能、ある程度のステルス、高度な格闘戦闘能力がある)か、導入・運用コストが安いJAS-39グリペン(エンジンはF/A-18の姉妹品)がリーズナブルだと思うのだけど。
ガキのがめつさがどう出ることやら。ちなみにF/A-18は、視野外戦闘ではSu-35にさっぱり歯が立たないというシミュレーション結果がある(http://www.eurofighter-typhoon.co.uk/Eurofighter/tech.php Su-35と拮抗するのがラファール、圧倒的に優勢なのがユーロファイターとF-22)、F-15FXは恐らく精密誘導爆弾の運用能力が削られた状態でしか手に入らない(韓国がそうだから)し、格好こそF15だが60%は再設計された別物。後、ラファールの弱点はフランス製兵器しか搭載できない事。
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