5/23 水・晴れ：ちきゅう・はやぶさ・流域圏

2007年5月23日お仕事コメント (2)

　欝状態で地球惑星科学連合の会合に出かける。
　遅れ気味に出て、のんびり乗り次ぐつもりでいた電車に乗り換え、幕張メッセに着いたのは存外に早かった。
　ポスターを貼って、コアタイムまで逃げてやろうか・・・と悪い事を考えていたら、この会合に引きこんだ悪の教官に捕まり午後のセッションに出ることになり、企業や大学CEO、各種研究機関の出店を見て歩き、再利用可能ロケットのセッションを聞くうちに昼になった。
「まいど1号」の話を聞けたのは楽しかった。
　午後は所定のセッション、それなりに熱くなってしまい、トイレの時間を逃す(学会では良くある)。後半は自分の研究領域にモロにかぶるので気が抜けなかった。クローズセッションの時、悪の教官に「じゃ、ここのみなさんを中心にポスターセッションで盛り上がりましょう」その座長に私の名前があった・・・おいこら
　地球惑星、と言うだけあって、カイパーベルトや小惑星イトカワ、接触した(らしい)はやぶさの報告も数多く、午後のセッションにかぶって聞けなかった事をポスターで補充する。はやぶさ2の弾体設計に関するポスターで盛り上がる。・・・楽しすぎる。いち天文ファンとして参画した面もあるが、こんなに身近に物事を語れるとは思わなかった。勿論地球にかんする研究も多く、画像は海洋掘削船「ちきゅう」。
　まあともかく、飲み会にも適当に付き合い、意外なまでに熱く議論し、情報を集め、そして来年私は何を研究しているのだろうと考える(ある意味、誇れるぞ？？)。
　最短経路で帰宅。したたか酔っ払った。

シマリス

2007年5月24日13:32

なんか全く理解できない世界ですが、面白そう・・・次回生まれ変わったら理系脳を持って生まれてきたいです（涙）

淵瀬春秋

2007年5月26日17:15

　私の居た流域圏での物質輸送のセッションは、社会科学系の人も居ましたし、天文ファンなら楽しめる発表がかなりありましたので、そっち系の趣味があれば、十分に楽しめる所でした。
　学会、と言うと難しいもののように捉えられがちですが、この会議では土日には高校生の発表セッションがあったり、でなくても、ある程度の大きさの学会では一般の方向けに公開講演を設けていますから、ご興味のある学会が街で開かれたときには、一度行かれてみるのもよろしいかと思います。
　一般の発表も少々勉強していれば、それほど難しいことを話している訳では無く理解できることが大いかと思います。学生の頃はたまに潜り込んでいました。
　問題は・・・どんな学会がいつどこで開かれているかを知ること、で、このあたりの努力はどの学会もあまりなされていない事でしょうか。