4/20 金・晴れ：Open house

2007年4月20日日常

　職場のある研究所コンプレックスの一般公開があった。
　私は片付け担当でお客さんと接することは無いのと、昨日の疲れが変に残っているのか調子が悪くて表に出られず、食堂にちょっと人が多いとか感じる位で終わってしまった。
　私が就職した頃(最初は盛岡だが)に一般公開といったら、もう上へ下への大騒ぎ、アカデミックなお祭りそのものだったのだが、職場が変わるにつれ、パワーダウンしていった感がある。
「環境」を見せる事は難しい。見えているようで、見えないもの、感じられないものがあまりに多い。そこを上手くプレゼンテーションするのにええもんがあると言えば、そうなのだが。
　私の部門は色々なモノを集めて整理するのが役目(私は環境科学の研究をしていますが。まあ蜜柑の中に混じった柚ですね)。職場は歴史だけはあるから、自然史博物館的な展示をしたら面白いかもしれない、と密かに思ったりする。

　中々出ない農林水産省統計に業を煮やして農水省の統計情報を覗いていたら、今さらになって2005年の野菜類などの統計がオンラインで出始めた。まったく、もう。
　細切れで使いにくいが、ともかく情報があるということはデータが出せるということだ。急ぎダウンロードと整理にかかる。

　このへんは作業なので頭は使わないが、ポスドクさんが学術振興会のポスドクに応募するのでその推奨文を書かないと行けない。これが厄介で、一行もできていない。学会奨励賞の雑誌記事も書かねばならないのだが、こちらも進んでいない。
　今は数字を出すことに頭が行ってしまっている。
　勉強もしなきゃいけないのになぁ・・・
　地球温暖化関連、有機農業、食糧自給向上に伴う付随的損害評価と抑制策(これが今年の目玉)。
　でも気分は落ち気味。取り敢えず野基礎代謝でどれだけ吐き出せて、吸い取れるか。
　Open Houseに来てくれる中高生に科学の面白さを伝え、リテラシーを喚起するというのも、テーマに据えたいモノじゃないかな、と思う。4年遊んで就職する方が、さらに最低3年学術に寄与する(その過程で学ぶ人生も)よりいい社会で、そんなことをするのは気が退けるけどね。
　学術振興会の事を考えるとブラックな気分になる。

　ちなみに昨日は良く眠れなくて、今日は貧血、自律神経失調＆風邪気味。睡眠薬を強くて効果時間の長い物に変えて眠ろう。