朝目覚めると・・・サテライトシンポ集合時間ぎりぎり。朝食をかきこみ、飛び出す。
 別子銅山(住友財閥の起点)跡の森林再生の現場を見る。銅山跡というと足尾銅山周りの山を思い浮かべてしまうのだが、今の住友林業が引き続き治山を行う事により結構立派に森林が再生しているのには驚いた。まあ、カラマツとヒノキ、遷移が少々進んでリョウブ、モミ、アケビ等が入っている、いっぱしの人工林であるが、まあ林業として全うに施行しているようだからよしとしよう。しかしこの急斜面の林の中が、100年前、松山と匹敵する都市で劇場に小学校があった、と言うのには信じられない気分である。道すがらのフォレスターハウスでキコリン(住友林業のマスコット、宇宙船みたいなあれである)の現物を見る。8cmほどの小さなものだった。林と技術と経験の伝承について興味深い話を聞いた。生態学者として、森林を歩けた価値の大きさを実感した。
 松山駅に帰って、そのまま別のサテライトに出るため電車とタクシーを乗り継いだ。ここでは農学者としての行動をとる。建設的な行動と、インタープリターの技量と手法を学ぶ。そして、飲む。研究の話も、社会情勢の話もする。学ぶべきは多いな・・・
 適当に交戦し、レーダー断面積を最小にしながら熱以外のステルスを最大限に発揮して離脱。
 相当に飲んでなんか厳しかったので鈍行34分の距離を先行する特急に乗った20分以上のリード、宿までを思わずタクシーに乗る。割り増し時間でもワンメーター・・・衰えたな・・・
 妻に電話して水分をたっぷり取り、ブログを書く。
 書きたい事はたくさんあるけど、B5ノートの大きさでは歯がゆいばかりだ。
 筋肉痛の恐怖を感じつつ、ともかく最後の夜を有意義に過ごせたことはありがたい。
 ありがとう、日本生態学会の皆さん。

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