さまざまな分類に用いる系統樹とその思想体系をさっぱり楽しく書き綴った、傑作。文型・理系を問わず、物事を広く捉え思考する人なら絶対のお薦め本。
ちなみに著者とは同じ職場、同じプロジェクトで研究している。この人はこんな事をこんな風に考えて行動していたのか！ということが一筋になって判ったのが、何よりの収穫であるかもしれない。ちなみに私は研究上はコンパートメントモデルな思考です。色々なコンパートメントを持っているので、こういう統合化手法があるのね、と言うことが判ると何より楽しいし、「最節約率」というタームに落とし込んで行くあたりも、中々見せてくれるものであった。
後書は、もろ知っていることばっかりなのが笑えた。但し注記しておくと、うちの職場に来るにはTXより常磐線の方がバスの便がある。タクシーを使うなら別だけど。
いやはや、充実した読書時間であった。
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