Future is wild

2007年3月2日 お仕事
 1985年から2002年の、化学肥料と家畜ふん尿(堆肥)の利用、作物生産量(全て窒素量換算、耕地1ha当りで記載)を使って、回帰曲線を書き、2015年を予測してみる。裏を取るために、家畜ふん尿の発生量、捨てられる家畜ふん尿量も推計、作物生産量は化学肥料と堆肥の投入量の関数として表現して推計した場合も求めた。
 基本的に2次関数だが、一部直線回帰も使った。
 結果、2002年比で化学肥料は横ばい、堆肥の利用は激減して1/3以下になる。単純にトレンドから見た作物生産量は25%減少するが、投入する化学肥料と堆肥から推計すると、10%程度の減少かもしれない。
 ただし、この推計にはどの作物がどの程度の化学肥料等を受け取り、生産されるのかと言ったこと迄は推計していない。また、最も重要な作付け面積の変化も求めていない。
 が、成り行き任せのシナリオの基礎のキ、にはなるな、と思う。
 化学肥料と作物生産は、米・飼料作物・その他(温暖化ガス発生量推計には米・茶・その他)、の3つに分けて求めたり、面積推計と再計算をして予測の精度を高めることが必要となる。
 その上で、家畜ふん尿利用のシナリオ、食料自給強化のシナリオと言った物を組み立てて評価すれば、それなりの論文にはなるだろう。
 目玉は2015年と言うちょっと未来を予測したことだ。
 今、2010年のフードシステムを予測した本を読んでいる。OECD(2002)の2008年予測も読んで、考察に加えたい。

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