15万円のボルボ

　Bowさん、Q君、コメントありがとうございます。色々思う所あって、ちょっとコメントをお返しするのが遅れそうです。
　と言いつつ、書きたいことを書く奴・・・

　帰り道の車窓で、外車専門の中古車店を見る。表の方に安い車(外見は結構新しい、3-5年落ちだろう)が置いてあるのだが、見るとなんと15万。ボルボのセダンだ。ワゴンじゃないから安いのかな？と思い、衝動買いできないこともない・・・と思ってしまう。が、通り過ぎた後考えてみれば、私には無理ね、と思うのであった。
　まず車検切れだから、普通に通すだけで諸経費込15万はかかる(2L以上だからもっとか？)。次に走行距離。車体やエンジン自体はいいとしても、ブレーキディスクとパッドの交換が必要なはず。おそらくO2センサーなどのセンサー類も要交換。日本車と欧州車は設計思想が違うので意外なモノが要交換のはず。無駄が多いともいえるが、その分部品の値段は抑えていたりするようだ(日本デンソーとボッシュではO2センサーの値段は2ー3倍違う。寿命は半分とかだが・・・)。ショックアブソーバーとマフラーはどうか？地下駐車場で雨風ほこりが結構防げるから、DIYも面白そうだが、それをやると軽く20-30万はするし工具代も馬鹿にならない。
　・・・ということは、込込55-65万!?さすがに趣味でも出せません。てか、そんなお金ありませんがな。
　それに燃費と税金を考えれば、年間の車に対する出費は倍以上になるはず。そんな金、さらにありません。

　趣味の話もあるけれど、CO2の問題もある。今のデミオは15km/Lは走る。ボルボでは10km/Lは期待できないだろう(いや、2Lを越えるAT車では一般に・・・)。とすると、結構なCO2をバラまきますかって事になる。ダイハツ・ミラにはアイドリングストップ機能つきのモノがあるけど、ある記事に「この差額を埋めるには100円/Lで200万キロ走らないと元は取れないからファッションだろう」なんてのがあった。こういう考えがある限り、車は肥大化するんだろうな。

　そしてボルボに乗る意味を考えるとき、ファッション以上の事を私は感じないし、質実を取るなら同じプラットフォームを使ったマツダ・アクセラの方を買うだろう。1.5Lの燃費は悔しいことにエンジン系統のマイナーチェンジで10/15modeでは同じ燃費だ。車重もそんなに違わない・・・

　でも私はやっぱりデミオに乗るだろう。小さい車の利点・質実を取るし、まだ新しいから勿体ないし、この車の運転を究めたいと思うから。それこそがやっぱり自分のファッションなんだと思う。
　もしこれでデミオにハイブリッドとか超低燃費版が出たら・・・MTなら手を出すかも。ハイブリットはATの専門特許じゃないんだから、是非、マツダさんには作ってほしいもんだとおもう。

　ああ支離滅裂