「いいクルマ」の条件
2006年11月10日 読書
ISBN:4140881275 単行本 三本 和彦 日本放送出版協会 ¥693
うちの近くのさして広くない本屋の雑誌コーナーにも、「クルマ・バイク」がある。けれど、その手の雑誌の論法というか記述からは、全く一線を画した一冊といえる。クルマ選びには試乗が一番、じっくり乗り比べて欲しい、とか、スペックなんてさして意味はない、5ナンバー1.5Lクラスの車で何の不自由があるか、軽自動車の重要性・・・
ファッションでも自己顕示でもなく道具としての車、その合理性を非常に良く示した本であると思う。
ところで自動車関係のジャーナリストだと徳大寺ナントカ言う人がいたけど、氏曰く「車の基準はVWゴルフ」。がそれを公言して憚らなかったとき、西ドイツ(当時)で顧客満足度No.1はゴルフより俄然安いマツダ・カペラだった、と言うことがある。勿論、氏が言を訂正することはなかった。本書はそんな浅薄で脆いものではないな、というのも納得が行くものだった。
うちの近くのさして広くない本屋の雑誌コーナーにも、「クルマ・バイク」がある。けれど、その手の雑誌の論法というか記述からは、全く一線を画した一冊といえる。クルマ選びには試乗が一番、じっくり乗り比べて欲しい、とか、スペックなんてさして意味はない、5ナンバー1.5Lクラスの車で何の不自由があるか、軽自動車の重要性・・・
ファッションでも自己顕示でもなく道具としての車、その合理性を非常に良く示した本であると思う。
ところで自動車関係のジャーナリストだと徳大寺ナントカ言う人がいたけど、氏曰く「車の基準はVWゴルフ」。がそれを公言して憚らなかったとき、西ドイツ(当時)で顧客満足度No.1はゴルフより俄然安いマツダ・カペラだった、と言うことがある。勿論、氏が言を訂正することはなかった。本書はそんな浅薄で脆いものではないな、というのも納得が行くものだった。
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