11/6 月・曇り:久々の仕事
2006年11月6日 日常ううん、一体何をすればいいんだろう?何が必要だろう?職場についたがまるで頭が働かない。休み呆けである。
新聞のネット版を読んでいたら、農業も温暖化に寄与しており、その主体は窒素肥料の施用に伴って出る亜酸化窒素だ、という話があった。大学4年の時はアカマツ林における塩類循環と酸性雨の関係を研究していたが、そのときに「酸性雨つらら」というのがマスコミで騒がれた。そんなの私が高1の頃に読んだちょっと古めの本に、コンクリート作りの建造物を良く観察すると鍾乳石のようなものがあるよ、と記載があったから、今更騒ぐのも妙なもんだと指導教官に話したら、世間なんてのは10年くらい遅れているもんだ、と言われた。
亜酸化窒素発生なんぞ、うちの職場では10年以上前から研究が行われており、間欠灌漑により水田からのメタン(これも温暖化ガス)発生は押さえられるが、一方で土壌が酸化的になったときには亜酸化窒素が出るから、このトレードオフをどうしたらいいか、と言うところまで話が進んでいた。現在のウチの職場では、日本の農地から発生する亜酸化窒素の経年的推移と農業生産のライフサイクルを通じた削減策について研究が進みつつあり、これは農水省のIPCC対策でもあるようだ。と言う訳で私の役目は、地域における亜酸化窒素発生の活動量である化成肥料と家畜ふん尿の窒素量を算出し、亜酸化窒素発生量を推計・地図化し、更にはシナリオ分析による活動量削減策の亜酸化窒素発生に与える影響を定量的に評価・地図化する事が、Yリーダーの下でやる研究なった。本論はKリーダーの下で農地における窒素・リン酸過剰と、これに土壌条件と作物を加味した農地からの窒素溶出リスクの評価であり(これはOECD農業環境指標に寄与できる研究)、統計のまとめ方などのマナーは異なるが、本論の研究過程における中間生成物として寄与できると考えた。めんどくさいところもあるが、職場から与えられた2つのdutyをWin-Winの形で終わらせられるんじゃないかと考えている。
この最終目標のための基礎データをゴリゴリ作っているのだが、電子化されているだけで何の説明もない農業センサスを相手にしたり、荒すぎる元データの処理など、どうも上手く進まない今日このごろである。
また、目標が定まれば邁進あるのみ・・・と行きたいが、一本釣り・狙い撃ちがあるのでそう簡単ではないのは、被雇用者の悲しみ。研究者である前に人間性の面から反故にはできない事もある。
その一つである来週の学会のポスター作成、気合い一発の作業が進まない・やる気がない・・・もんだいでござんす。;_;
昨日迄の旅行は、ある程度つかれたけど、いい刺激になった。欝状態が一気に良くなることはないが、休み呆けになるほどいい息抜きだったと思う。妻に感謝。
新聞のネット版を読んでいたら、農業も温暖化に寄与しており、その主体は窒素肥料の施用に伴って出る亜酸化窒素だ、という話があった。大学4年の時はアカマツ林における塩類循環と酸性雨の関係を研究していたが、そのときに「酸性雨つらら」というのがマスコミで騒がれた。そんなの私が高1の頃に読んだちょっと古めの本に、コンクリート作りの建造物を良く観察すると鍾乳石のようなものがあるよ、と記載があったから、今更騒ぐのも妙なもんだと指導教官に話したら、世間なんてのは10年くらい遅れているもんだ、と言われた。
亜酸化窒素発生なんぞ、うちの職場では10年以上前から研究が行われており、間欠灌漑により水田からのメタン(これも温暖化ガス)発生は押さえられるが、一方で土壌が酸化的になったときには亜酸化窒素が出るから、このトレードオフをどうしたらいいか、と言うところまで話が進んでいた。現在のウチの職場では、日本の農地から発生する亜酸化窒素の経年的推移と農業生産のライフサイクルを通じた削減策について研究が進みつつあり、これは農水省のIPCC対策でもあるようだ。と言う訳で私の役目は、地域における亜酸化窒素発生の活動量である化成肥料と家畜ふん尿の窒素量を算出し、亜酸化窒素発生量を推計・地図化し、更にはシナリオ分析による活動量削減策の亜酸化窒素発生に与える影響を定量的に評価・地図化する事が、Yリーダーの下でやる研究なった。本論はKリーダーの下で農地における窒素・リン酸過剰と、これに土壌条件と作物を加味した農地からの窒素溶出リスクの評価であり(これはOECD農業環境指標に寄与できる研究)、統計のまとめ方などのマナーは異なるが、本論の研究過程における中間生成物として寄与できると考えた。めんどくさいところもあるが、職場から与えられた2つのdutyをWin-Winの形で終わらせられるんじゃないかと考えている。
この最終目標のための基礎データをゴリゴリ作っているのだが、電子化されているだけで何の説明もない農業センサスを相手にしたり、荒すぎる元データの処理など、どうも上手く進まない今日このごろである。
また、目標が定まれば邁進あるのみ・・・と行きたいが、一本釣り・狙い撃ちがあるのでそう簡単ではないのは、被雇用者の悲しみ。研究者である前に人間性の面から反故にはできない事もある。
その一つである来週の学会のポスター作成、気合い一発の作業が進まない・やる気がない・・・もんだいでござんす。;_;
昨日迄の旅行は、ある程度つかれたけど、いい刺激になった。欝状態が一気に良くなることはないが、休み呆けになるほどいい息抜きだったと思う。妻に感謝。
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