ISBN:4480061479 新書 倉阪 秀史 筑摩書房 ¥756

はじめのうちオードソックスな環境経済学の本かな、と思ったのだが、後半に来て生産物と共に廃棄物が出ることを前提としたモデルを提示し、その中で環境保全的に生産活動を行うためにはどのような形態が考えられるかを易しく解説した一冊。
環境経済学をある程度かじったあとなら、ぽん、と手を打つ目から鱗な感じがある。勿論、環境科学や生態学、農学にベースを置いている人が最初の一冊として読んでみても面白いし理解しやすいのではないだろうか(賛成するかどうかは別問題)。
こういうモデルから考えられる地域農業計画とはどんなものになるのか。そのためにはもうちょっと深い理解が私には必要だが。

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