朝は半端な時間に起きたけど車で出る気分ではなかったので、電車&バス通勤にする。通勤読書は普通・・・だけど難しい本だ。

昨日よりはましな状態なようで、字が読めるので昔書いた論文を元に、畜産関係シンポの原稿を書くことにする。プロットも何となく浮かんだし。ただ、書き進むスピードは平常時の半分以下だ。
午後は実験でも・・・と思ったら来客だったのを思い出した。13時きっかりに現れる次期ポスドクさん。プロジェクトリーダーのKさんにも同席してもらい、研究のアウトラインを詰める。こちらとして要求するのは、作土からの養分流出のリスクを土壌地目別で大まかな区分分けして地図化する基礎データを作ってもらうこと。データソースは県で行われている長期連用試験の結果を使ってはどうか、と考えていた。一番泥臭いやり方ではある。が、水・溶質移動モデルと私の作る養分過剰に関するデータを使えば、ある程度演繹できるかも知れないと言う話になる。モデル検証の情報は必要だが。
ただいま審査中の論文が通りそうだったら、養分過剰と水質の話なので、これにポスドクさんの水・溶質移動モデルを重ねてもらえば、応用研究第一段、少なくともnoteにはなるだろう、と考える。
その他にも研究の大まかな工程表を作ることなど色々やることが発生。でも創造的なことだからまだ救われる・・・欝がなければ・・・結構な速度と精度でプロジェクトの序盤戦を切り出せるかも知れない。これを温室効果ガスの活動量に切り替えればもう一つかかえているプロジェクトの最低線もクリアできる。あとは「プランB」(レスター・ブラウンの言う持続的社会のモデル)を作り、LCA評価することだ。シナリオ作りの感覚はあるけど、プランA(今の成り行きにまかせた場合)を考えるのは実は初めてだったりして。

電話にて学会誌編集部から査読の依頼が来る。取り敢えず論文の題目を尋ねたら、了承の有無を問う前に「ではお願いします」で電話を切られた。受けますよ。勉強になるし、私自身相当に名も知らぬ査読者さんに随分お世話になっているから。

夕刻にはある程度集中力がついてきたので、要旨本文の初稿をあげる。図3つに表1つ、引用文献で片がつく、はず。

帰りのバスで、正規の要請ではないMajesty’s order、LCA研究の事を考える。自分の研究の一種の集大成でもあるが、色々な局面でキーワードになってきている。が、論文はリジェクトを食らっている。成仏させられるか?

ポスドクさんとの打合わせが新鮮だったからか、今日は比較的欝も軽く終わったように思う。
明日は姉の家に行き、パソコンを渡してネットに接続する手伝い。

コメント

せきやん
せきやん
2006年8月12日7:02

暑中お見舞い申し上げます。
いつも貴重なるご教示有難うございます。
専門的知識がないため元NHK変種部長さんで現地指導は受けてますが大兄三のご意見もずいぶん助かってます。
あっ!お願いがあります。
マウスでのクリックヨロシク!
テェヘヘヘ。
爺の楽しみです。お助けを。

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