ISBN:4780300126 単行本 原 強 かもがわ出版 2006/03 ¥945
 生態学や環境科学に関して易しく読めるものを、と探していて買って読んでみた。まさに入門、それも文系学部で教える本だなあ、と思うが、一応専門をやっている側としては、結構ぼろや脆弱性、ミスアンダスタンディングが見える。
 悪友@一級建築士は新書で出ていた地震予知本をころっと信じてしまったが(私は論理的間違いを指摘した・・・小学校の頃の知識で)、それよりは随分とまともである。いや比較が悪すぎるか。

コメント

sunao
sunao
2006年6月29日17:53

ご無沙汰してます。sunaoです。
「入門」としては良いのかもしれませんがどうなのでしょう?
以前、ある学会の定例セミナーでこの本を楯にした環境NPOの参加者が来てとても面倒な時間を過ごしたことがあります。

全てを知った気にさせてしまう可能性がある本だと私は思います。

淵瀬春秋
淵瀬春秋
2006年6月30日7:09

 sunao様、コメントありがとうございます。
 この本、本当に本当の入門で、本質的議論をするには全く内容不足です。経験された通り環境ファシストを作ってしまうかもしれません。これは瀬戸先生の本もその嫌いはあります。
 いまモータージャーナリストの書いた本を読んでいますが、氏が酷く病んでいるのは、批判・判断能力・民度が欠如した人が多いということ。このあたりが充実して、ステップアップしたい人に読める本があるなら、相当変ってくるとは思います。

 ちなみにウチの職場ではGM大豆とトウモロコシを作っていますが、市民団体の方が参加するとヒステリックでとんでもないことになります。この辺も報道などに対し批判的であること、研究の趣旨を読み取る能力があるかが必要なのですが・・・民度は低いですね。リサイクルに同様のことがっても新書の類いを見るかぎり無理なからぬという感じはします。
 ううん・・・なんて書けばいいやら

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