戦争を知らない人のための靖国問題
2006年6月4日 読書
まあ右傾化した現代にあってはこういう論理もありなんだろうね、とシニカルに対応するしかない本。この本の真髄は、
「靖国神社」を例えば「やすくに」と言い換えるなどして、日本の伝統的慰霊の場として継続的に維持するなどは考えられるのではないか
の姑息な一文で終わりである。勝者の裁判で過去は清算出来た、平和条約を締結していない、だから中国韓国のことは無視してよい、というのは余りに一面的。
戦争に関らない年代をバカにしているとしかいえない最低の一冊。
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